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“6000万円窃盗”したモデルと、74歳富豪が出会った「交際クラブ」。その実態を直撃取材した

 自宅から6000万円相当の金品を盗まれた資産家男性(和歌山県田辺市、74歳)が、テレビでそのリッチぶりを披露して話題になっている。窃盗の疑いで2016年2月22日に逮捕されたのは、27歳の自称・フリーモデル(東京都新宿区在住)。明らかに普通の関係ではない2人だが、いったいどこで出会ったのだろう?  情報番組「モーニングショー」(テレビ朝日系)や「白熱ライブ ビビット」(TBS系)によると、2人が出会ったのは東京・銀座にある「交際クラブ」だという。交際クラブとは、いわば“愛人紹介サービス”だ。  報道によると、男性はそこで自称モデルを紹介されて、今までに11回自宅に招いて、そのたびに航空チケット代や現金30万~40万円を渡していたとされる。  若い女性が登録して、愛人が欲しい男性が紹介を依頼する「交際クラブ」。その実態とは? 都内の愛人紹介業者と、登録している女性に直撃取材してみた。

「デート代80万円返せ」と言われてモメた

「近年、愛人紹介業は二極化しています。ひとつは地方の裕福な高齢者向けに、都市部在住のモデル級を紹介するもの。もうひとつは一般の会社員や自営業者に向け、比較的安い登録料・紹介料で愛人を紹介するものです」(都内の交際クラブ店長)  前者は、モロに今回の「和歌山の富豪×東京の自称モデル」のパターンだ。  一方、普通の会社員など小金持ちが利用する後者では、「男女ともに短期の需要が増えていますね」(同店長)という。  当事者である女性の声をまず聞こう。 「愛人紹介サービスに登録して計5人、会いました。最初の4人はお食事の段階で条件が合わなかったので1、2回しか会いませんでした。5人目は40代のバツイチの歯科医で、見た目は好みじゃないけどお金持ち。気になっていた審美歯科医療を無料でしてくれるというので、その日のうちにお付き合いすることになりました」  こう語るのは、Sさん(27歳・北海道)。体の関係を持てば1回4万円。海外を含め、いろいろなところに連れていってもらったが、3か月で彼女のほうから別れを切り出し、愛人関係は解消した。 「理由は相手が本気になったから。デート中も家族連れを見ると『君との子供が欲しくなった』とか言うんです。結局、彼は結婚相手を探している人だった。別れるとき『今までのデート代80万円返せ』と言われて超モメました」 短期契約愛人

なぜ愛人紹介業に婚活男が来るの?

「以前、ヘルスの体験入店をしたこともあったので、交際クラブへの登録に不安はありませんでした。知らない男性とのエッチはしんどいけど、愛人なら特定の相手だからラクかなと。  でも、最初の人とは会ったその日に肉体関係を持ちましたが、なかなかゴムをつけてくれない。一回、5万円なんですけど、会うたびにゴムをつけるまでの時間がどんどん延びて、最後はピル飲めって言われた。面倒くさいので3か月で別れました」  その後のYさんは、複数の女性と関係を持ちたいという50代のサラリーマン(夕方から夜までデートで7万円)や、食事なし・エッチのみでラブホ近くで集合解散(一回3万円)という40代男と関係したが、会ったのはいずれも数回のみだったという。  前出の店長は言う。 「これは典型的なケースですね。愛人紹介業を使う男性が求めているのは、『安心して利用できるレベルの高い風俗嬢』か『婚活相手』なんです。30~40代で風俗経験もなく、ナンパすら経験がない未婚男も多い。  婚活パーティにいる愛人狙いの女なども見ていますから、愛人から結婚というのに抵抗感もない。風俗や婚活パーティにいる常連女より、交際クラブに所属している女のほうが遥かにレベルが高いですからね。  利用率が高いのは登録料2万~5万円、紹介料1万円程度のコース。風俗よりも本気の婚活よりも、安くお手軽という感じなんでしょう」  婚活目的の男性は、意中の相手を探し出すため、結果的に「多くの相手と短期で交際する」ことになるのだ。男女の需給はこれで合致するが、考えは正反対なのだ。

地方OLが週末だけ上京してプチ愛人に

「単に体目的なら、男は長く付きあうほど大事にしなくなるし、カネの支払いも悪くなる。婚活目的の男は長期化するほど別れるのが大変。最近は地方在住の、正社員や派遣OLが週末だけ上京して愛人になるという“カジュアル系”も増えてきて、愛人の短期化がより進行している感じがします」(前出の店長)  世相を反映した男女双方の思惑が、短期プチ愛人の流れをつくっているようだ。 ―[プチ愛人]女性100人の証言【7】―
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