ダメ男にカモられる女…8歳女子で早くも兆しが!【シングルマザー、家を買う/45章】
<シングルマザー、家を買う/45章>
バツイチ、2人の子持ち、仕事はフリーランス……。そんな崖っぷちのシングルマザーが、すべてのシングルマザー&予備軍の役に立つ話や、役に立たない話を綴ります。
娘は現在、小学校2年生。春から3年生になる、“ザ・長女”のしっかり者だ。でも、普段の生活に関してはマイペースなB型が手伝い、気を使いすぎているわけではなく、本人はとても楽しそうに毎日を過ごしている。
そんな娘を一番慕っているのが3つ下の息子だ。いつも娘のそばをくっついて離れず、寝るときでさえ娘の横にぴとっと体を付けている。しかも、娘は言葉を持たない弟のことを誰よりも心配しているようで、七夕の願い事や、神社などに行くと必ず「弟が話せるようになりますように」とお願いをしてくれる。この心遣いたるや、本当に私の娘なのかと疑うレベルである。
しかし、そんな姉を持つ息子は、頼りがいのある姉に甘えきって育ったため、毎日やりたい放題である。とにかくやんちゃで、気がつけば水漏れを起こすようなシャワー遊びをし、トイレに行けば、飼い猫のプー太郎と一緒にトイレットペーパーでぐるぐる巻きに……。さらに朝の忙しすぎる時間にヨーグルトを素手で掴み、丁寧にテーブルに塗りつけていたことも。
そんな、やんちゃという言葉ではおさまらないような冒険心……いや、イタズラは知恵がつくごとにエスカレートし、手が届くところが増えるたびに新たな被害が増えていく。
それらにいちいち怒るのも疲れ果て、冷静にヨーグルトを拭き、トイレットペーパーを巻いている私を見てきた娘は、最近になって弟がしでかしたやんちゃをすぐに処理するようになってきた。
しっかり者の姉に甘えるやんちゃな弟
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『シングルマザー、家を買う』 年収200万円、バツイチ、子供に発達障がい……でも、マイホームは買える! シングルマザーが「かわいそう」って、誰が決めた? 逆境にいるすべての人に読んでもらいたい、笑って泣けて、元気になる自伝的エッセイ。 ![]() |