Gourmet
Lifestyle

パリ発の秘密パーティ「ホワイトディナー」が夢のようにステキ【本場ルポ】

公共の場に、いきなりディナーテーブルが…!

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=484859

音楽あり、ダンスあり、おしゃべりありの大人のイベントです

 昨年の6月、江里子さんたちが参加したグループの会場は、かつての王宮「パレ・ロワイヤル」でした。公共の場で警察の許可なく食事をするわけですから、最悪の場合、取り締まりに合う可能性も!  実際、昨年江里子さんたちのグループが当初予定していた会場も突然、警察によって封鎖され、急きょパレ・ロワイヤルになったそうです。すごいハプニング。でも、そんなこともワインを楽しむ話題となってしまうようです。  会場に到着するころには時計は午後9時をまわりますが、到着すると、それぞれのグループリーダーの指示にしたがってテーブルを配置。クロスをかけて、手際よく料理を並べ、持参した白い風船やキャンドルも飾って準備が整ったところから、ディナー開始です。  見渡す限り白1色のテーブルで、この日のために趣向を凝らした白い服装のマダムやムッシュー、楽団の人たちが楽しいときを過ごします。

テーブル、クロス類、椅子、食器やグラス(プラスチックや紙製はNG)、料理、ワイン、全部持ち込みです

 パレ・ロワイヤルの門から、長い回廊、中庭まで、スペースのあるところには所せましと長いテーブルが連なります。照明はキャンドルとわずかな外灯と木々の間からこぼれる月明かりだけ。  たくさんの人々が延々と飲んで食べて、おしゃべりに興じる時間が続くのですが、クライマックスは毎年恒例、午後11時に参加者全員で行う花火。そして、ディナーはぴったり深夜12時でお開きとなります。  シンデレラの時間には何事もなかったかのように会場をきれいな状態に戻して、静かに退散します。だから大きなゴミ袋は大切な持ち物なのです。友人、そのまた友人というつながりのある人たちしか参加ができないイベントですが、粋でおしゃれでまさに大人のイベントといえるでしょう!

中村江里子さんとバルトさん夫妻。最後は花火で終了。完璧に後片付けして帰るのもルールです

 日本でも開催され始めたと聞いたので、ある日、大荷物の白い集団を目にするかもしれませんよ。 <取材・文/髙場実乃 撮影/武田正彦>
1
2
Cxense Recommend widget
中村江里子のデイリー・スタイル セゾン・ド・エリコ vol.4 (扶桑社ムック)

パリ在住のフリーアナウンサー、中村江里子さんのライフスタイル提案ムック第4弾! 「ホワイトディナー」や、パリのマルシェを大特集。日々の暮らしを楽しむ、変わらずに美しいパリに迫ります

あなたにおすすめ