Gourmet

玄米と白米は混ぜちゃダメ!「まずい」のは炊き方が原因だった

(2)自炊派には……「発芽玄米」をチョイスする ⇒消化性、栄養効率を改善!
発芽玄米

発芽玄米(アイリッツ)

 実は玄米、カラダにとってデメリットになる成分も含まれています。それは、エネルギー代謝の邪魔をする「アブシジン酸」と、有用ミネラル(鉄・カルシウムなど)を排出してしまう「フィチン酸」。これらを低減させた玄米こそが、「発芽玄米」。これで長時間の浸水作業は不要になります。 (3)グルメな自炊派には……ロウ層を削った玄米をチョイスする ⇒おいしさ、消化性がパワーアップ!
ロウカット玄米

金芽ロウカット玄米(東洋ライス)

 やはり、「おいしくない」が一番の大問題。玄米表面にあるかたい殻「ロウ層」が、食感・食味を悪くするどころか、消化も妨げていて、せっかくの栄養が吸収できなくなっている原因に。  最近では、特殊な精米技術によってコレを除去した玄米が登場。賢くチョイスすれば、長時間浸水ナシ、圧力鍋要らずで白米のようにふっくらやわらかく炊くことができるようになっています。

それでも玄米NO! の人にはこの2策

(1)玄米のおいしさがイマイチわからない人には……本当においしい体験を! ⇒白米より合う玄米メニューを知る ⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=498143 漬けマグロ茶漬け「玄米は苦手!」という人にこそ食べてもらいたい料理がコチラ。玄米にすりゴマをたっぷり混ぜ合わせ、漬けマグロ、卵黄、ネギを乗せて茶漬けにするというもの。これ、白米で作るよりも断然美味。濃厚なマグロ赤身には、香ばしい玄米がベストマッチ。食感てきにも、お茶をかけてサラサラ食べるには最適です。 (2)白米ユーザーには……白米炊いて栄養をプラス! ⇒白米に玄米ふりかけを混ぜるだけ! ⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=498144
炊き込み玄源

炊き込み玄源(東リョー)

「やっぱり白米派」という人に、白米のみずみずしさやふんわり感を損ねることなく、玄米の栄養を付加する手法がコチラ。玄米の胚芽をパウダー状にした「玄米粉ふりかけ」です。これなら、特別に玄米を買わなくても良いし、好きな時にちゃちゃっとふりかけて炊けば、手軽に失敗なくヘルシーごはんが完成します。 <TEXT,PHOTO/スギアカツキ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【スギ アカツキ】 東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で料理研究をはじめる。モットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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