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「辞めたい」と言ったら監禁に暴力…ブラックバイトはアリ地獄

 まだ社会人としての経験の浅い若手のアルバイトに過酷な労働を強いる“ブラックバイト”が増えているという。

辞めたくても辞められないブラックバイト

※写真はイメージです

 長時間労働、低賃金、パワハラ……気づいた時に辞めたいと思っても、なかなか辞めさせてくれないのもブラックバイトに共通する特徴だ。そんなアリ地獄のような職場でいまも働く若者たちに話を聞いた。

逆ギレに脅しに暴力…地獄から逃げられない若者たち



 辞めたら周りに迷惑がかかる、という正論で引きとめようとするケースが目立つ。

「ワンオペの夜勤中に深夜納品で重いものを何個も運び入れるうちに腰を痛めてしまった。店長に辞めたいと言うと『代わりを探せ! いなければ辞めさせない』と逆ギレされた」(コンビニ・男)

「サービス残業、長時間労働が嫌になって、もうこんなブラックバイト辞めてやる! と社員さんに伝えたのですが、『君がいなくなったらほかのバイトもボクも、もっと苦しくなるよ。見捨てないで……』と言われてしまって。社員さんのほうが私たち以上にキツい状況で、自殺者も出ている。辞めるに辞められない」(飲食店・女)

 ブラックバイトから抜け出せない理由の一つとして、「バイトの責任感」がある。外から見れば、そんなバイトはさっさと辞めてしまえばいいと思うのだが、当人たちにもさまざまな理由がある。

「テスト前も休みがもらえず、学業と両立できないからもう辞めたいんですが、バイトリーダーの位置にいて(時給は変わらない)、正社員と同じ仕事をしているんです。なかなか辞めると言い出せない。今、私が辞めたらみんな困るだろうなぁって」(飲食店・女)

 さらには、辞めないようにと脅迫するケースもある。

「辞めたいと言ったら、契約書も交わしていないのに『契約違反だ』と言われ、『会社に損害を与えた』として数十万円の賠償金を請求するという。そんな大金は払えないので思いとどまった」(飲食店・男)

「『辞める』と言ったら事務室に監禁されて罵倒され、暴力も受けた。『続ける』と言うまで解放してくれないので、結局勤務日数を減らして続けることに」(スーパー・男)

 仕事に対して責任感を持つことも大事だ。しかし、自分の職場がブラックバイトだと気づいたのなら、自らの防衛本能に従って即刻辞めることをおすすめする。

― 最底辺の職場、「ブラックバイト」に苦しむ若者たち【4】 ―




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