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生理痛で休んだら「謝罪しろ」…セクハラ三昧なブラックバイトの実態

 近年、職場の法令や社会的規範を守ること、いわゆる「コンプライアンス」が企業の中で強化されているが、社会経験の浅い若いアルバイトに対して驚くようなハラスメントを行っている“ブラックバイト”は少なくない。 セクハラ「セクハラも、ブラックバイト業界では当然のように横行しています」と語るのは、若手弁護士でつくる「ブラックバイト対策ユニオン」の久野由詠弁護士。  記者が取材したとんでもセクハラ事例を紹介したい。

生理休暇で謝罪させられる、枕営業を命じられる例も

「『ブサイクなくせにアイスなんか食うな!』『デブがいるから光熱費が上がる』など、私の容姿に対するイジメは日常茶飯事。あげくには何の前触れもなく時給が減らされ、抗議したら『君の不快な顔が会社の売り上げに損害を与えている』と言われた」(不動産・女) 「生理痛で休んだら、翌日、休んだことを職員の前で謝罪させられた。もう二度と会社を休めない」(メーカー・女) 「職場には『鮮度』が必要だと雇用者側が公言。若い女性しか採用しない。そのコたちも数年で雇い止めになる」(喫茶店・女) 「業務はいっさいさせてもらえず。接待要員として、パーティなどに連れ回される」(出版社・女) 「商品を置いてもらう大手店舗のバイヤーさんに枕営業をしろと命令された。絶対に嫌だと言うと、『君の前のコもそうやってノルマをこなしてきたんだ! これは業務の一部だ!!』と激怒された」(輸入品販売・女)  耳を疑いたくなるような卑劣なセクハラの数々だが、周囲が助けの手を差し伸べないことにも驚く。人間は良くも悪くも環境に慣れてしまう生き物。「これくらい我慢しなくちゃ」と思わず、感覚が麻痺する前にセクハラの相談窓口に連絡しよう。 ― 最底辺の職場、「ブラックバイト」に苦しむ若者たち【3】 ―
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