「男女の友情は成り立つ？　成り立たない？」 この、“永遠の命題”が女子同士の会話の中であがったとき、 「成り立つでしょ！」（意訳：サバサバした性格が男ウケ抜群で、私さえその気になれば、いつでも彼氏に転ばせられる男友達がいっぱいいるの。） 「え～、私は無理だな～」（意訳：私はただの友だちでいたいだけなのに、男が勘違いしてすぐその気になっちゃうのよね。） ……なんて自意識バトルが水面下で繰り広げられたりして、本音の部分はなかなか見えてこないのが現実です。 そこで、女性限定の完全匿名掲示板サービス「GIRL’S TALK」がアンケート（2013年10月上旬、「GTブログ」会員対象）を行なったところ、「男女の友情は成り立つ」と答えた人が204人中125人と、「成り立たない」派（79人）を圧倒する結果になりました。 まずは全体の4割以下（39％）にとどまった「成り立たない」派から。 その理由を見てみると、「もしも、落ち込んでいるときに男友達が少しでも彼氏っぽく優しくしてくれちゃったら恋に落ちてしまうと思う」（テレーゼさん、29歳・専業主婦）という「押しに弱い」派と、 「やりたくなっちゃうし、『どんなHをするのか』と妄想族が出現しちゃう」（モニカさん、パート）という「男イコールH」派に二分され、どちらもまぁ納得のいく、わかりやすい回答と言えます。 　ひるがえって、多数にのぼった「成り立つ」派を詳しく見てみましょう。 「女は結局、男ができたら友情よりも男にべったりになるし、相談していてもいつかは自分の話に。それに比べて男はさっぱりしてるし、困ったときは周りの仲間を使ってまで助けてくれる」（ジェニーさん、27歳）と、女性にはない男性ならではの魅力を語る声の一方、ちょっと意外な回答が……。 　それは、「身体の関係を経てこそ、深い友情が生まれる」と訴える人が少なからずいるということ。 　ミナミさん（32歳・パート）は、「付き合ってはいないが、身体の関係がある年下くん」との間柄について、こう語ります。 「身体の関係といっても2回ほどで、お互い間違っていたなと思い、それ以来はありません（苦笑）。でも、私が辛いときは相談し、彼が辛いときは相談され、一年に2回ほど連絡を取り合う仲です。一時期果たして恋愛対象なのか？　それとも友達なのか？ と迷ったりもしました。私が結婚を報告したら喜んでいましたが……どんな気持ちだったんだろう。 　今でも彼が一番わかってくれると思うし、年下ではありますが、いろんな悲しいことを経験しているから、人間ができている。女性ではなく男性に相談したいな、っていうときは彼に相談します」 　関係を持ったにもかかわらず、その後付き合わないとなると、「私のことをどう思っているの？」「ヤリ捨てられたの？」など、得てして相手と気まずい状態になりがち。 　しかし、「一度やったあとなら、お互いに本音を打ち明けられる（笑）。身体の関係があっても、お互い理解したうえでなら友情になると思う」（ジゼルさん、24歳・会社員）など、身体が交わることで、心がより深く交わるということなのでしょうか。 　このように「友情は成り立つ」派ひとつ取っても、その内実はさまざまです。このテーマが“男女の“永遠の命題”たる所以、それは 「男とはチャンスがあればやりたいもの。女とは雰囲気に流されるもの」（アネリさん、31歳・会社員） 「男にはみんな下心がある。それを女は踏まえたうえでテキトーにあしらわないと勘違いされる。毅然とした一貫性のある態度で友達として接している限りは、男女間の友情は成り立つ」（フロランスさん、38歳・フリーランス） 　というように、結局は私たちのスタンス次第だから、なのです。 ◆アンケート方法 「GIRL’S TALK」のブログサービス「GTブログ」を書いている会員に対して、お題として「男女間に友情は成り立つ？　成り立たない？」を提示。どちらかを選んだ上でその理由などを書いてもらう。上記は、そのコメントの抜粋（一部、省略・表現の変更があります）。期間：2013年10月上旬（11月28日時点で集計） ※「GIRL’S TALK」18歳以上の女性が完全匿名でホンネを炸裂させるネットコミュニティ（スマートフォンのみ）　http://www.ca-girlstalk.jp/ ＜TEXT／柚しょう子　PHOTO／Chaoss ＞