契約したばかりのサロンが急な倒産とは、驚きと怒りを隠せないですよね。ただ残念ながら、エステ会社が法的に倒産の手続を踏んだ以上、文句を言うことは困難です。
会社の倒産とは、簡単にいえば、「会社の経営が悪化し、会社がなくなってしまう」ことです。エステ会社が倒産すれば、その後の経営が続けられなくなるため、エステのサービスも受けられなくなってしまいます。
会社が倒産した場合、会社がもともと返済すべきだったお金も、基本的に全て「返さなくてよい」ことになってしまいます。したがってチケット代等も返してもらえないのが現実です。
仮に会社に財産が残っていれば、お客さん等の債権者(相手に金品を要求できる権利を持っている人)に財産を平等に分配することになっていますが、法的には、従業員等の給料等が優先されて先に支払われますので、お客さん等にお金が戻ってくることは期待できないでしょう。
現金やカードで、一括払いでお金を払ってしまった場合、
残念ながら泣き寝入りせざるを得ないのが現状です。
ただ、カードの引き落としがまだ済んでいないケースや、分割払いのケースであれば、
カード会社に連絡をし、「●●の会社が倒産したので支払いを停止してください」という主張が可能です。もし揉めるようであれば国民生活センターや弁護士に相談していただくことをお勧めします。