これまで彼女がどんなに頑張っても「元AKB」という札は消えなかった。踊っていた頃はあんなに輝いていたのに「女優、前田敦子さんです」とテレビ番組で紹介されても、解せないモヤモヤがあった。一部の映画好きからは彼女の女優としての才能に定評があったようだが、お茶の間からはそこまで感じられなかったのだ。
そのぜんぶをこのドラマであっちゃんは覆した。「みんなが見たがるのはわかっているけど、イメージのために女優としては避けますが」という
ちょいエロ登竜門をくぐったのである。AKB卒業直後に泥酔号泣事件をスクープされて、世間を騒がせたけど、当時の絵面は今回の演技でひょいと払しょくされた。
いろいろ書いたけど最後に、私は前田敦子が好きだ、ということを宣言させてほしい。次回は殺人鬼の役など見たいな、と希望をこめつつエールを贈る。
※次回は助演男優賞を発表。
<TEXT/スナイパー小林>
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【スナイパー小林 プロフィール】
ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。
Twitter:@hisano_kスナイパー小林
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