――次回作も、プロレスをやりたいですか?
飯伏:プロレスとかアクションがあったほうが、正直、楽っていうのはあります。でもまったくなくても、出来るのであれば挑戦したいという気持ちもあります。
――どんな映画のどんな役がいいですか?
飯伏:それはもう、なんでもいいですね。普段、映画を観ないので、どういうものがあるのか分からないし、どういうものが自分に適しているのかも分からないし。
――ラブストーリーとか?
飯伏:どうなんですかね、一番苦手ですよ。キスシーンとか、めちゃくちゃ恥ずかしいです。
――プロレスラーでもある赤井沙希さんとのキスシーンはどうでしたか?
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赤井沙希(左)とのキスシーンも (C)2016『大怪獣モノ』製作委員会
飯伏:実際、キスはしていないですけど、ヘンな感じでした。同業者が顔の近くまで来るっていう。でも表情とかは作らないといけないので、その辺が難しかったですね。
――赤井さん演じるリサのような、妖艶でミステリアスな女性は好きですか? それとも清楚な美和(河西美希)のほうがいい?
飯伏:リサは異性として見られないですよ。スタートが同業者なので。でもこのときはホントに女性として見る感覚になりました。そこはヘンな感じだったんですけど、リサか美和だったら美和ですね。キレイ系かかわいい系だったら、かわいい系が好きです。
――シャワーのシーンでは肉体美を披露されています。
飯伏:あれ、なんだったんですかね。唐突にずっと流れてるじゃないですか。普通の映画だったら要らない部分ですよ(笑)。
――際どい感じでしたが、全裸だったんですか?
飯伏:全裸ではないです、ギリギリ。以前、レスリー・キーさんに写真集を撮ってもらったときの感覚と似ていましたね。もう少し角度を上げてとか、言われて撮り直す感じとか。それがあったので、今回はそんなに恥ずかしいというのはなかったです。
――滝のシーンもすごかったです。
飯伏:3月に撮影したんですけど、ホントに寒い日だったんですよ。埼玉の山奥のすごい寒いところで。氷が溶けて流れてきたような滝で、足の指をつけただけで『あ、もうムリ』と思いました。
でも段々、試合前のような感覚になってきて。試合前1時間とか、集中してどんどん自分を上げていくんですけど、その状態って、もう痛くなくなるんです。その感覚とすごく似ていて、冷たくなくなりましたね。
撮影している最中に、試合と同じで“覚醒”しました。復帰戦の一週間くらい前だったので、経験できてよかったです。
――アメリカの「怪獣ビッグバトル」でも怪獣と戦っていますが、改めて怪獣と戦ってみてどうでしたか?
飯伏:似ていました、感触だったり。それはそれでやりやすかったです。怪獣ビッグバトルは、ヨシヒコとモノのミックスバージョンみたいな感じなんです。あれ、中身が入っていないんですよ。最初は入っていたんですけど、リングで戦った12分くらいは入ってなくて、怪獣の着ぐるみと戦いました。感覚としては、ヨシヒコとやっているのと同じです。