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大橋巨泉だけじゃない!パイプカットを公言している著名人たち

 今月の12日、がんで闘病していたタレントの大橋巨泉さん(享年82歳)が急性呼吸不全のため亡くなりました。巨泉さんといえば、いまの深夜番組やバラエティ番組の礎をつくったと言っても過言ではない人物。60年代半ば、それまでテレビに取り上げられることのなかった競馬や麻雀、ゴルフなどのコーナーを初めて番組内に設けたことでも知られています。

番組内での「パイプカット宣言」

 そんな彼は、ライフスタイルにおいても先駆的な存在でした。なかでも世間に衝撃を与えたのが、1972年、巨泉さんが37歳の時に番組内で行った「パイプカット宣言」。当時としてはまだ聞いたことすらなかった人が多いパイプカット、またの名を「精管結紮(けっさく)手術」を行うことをテレビで堂々宣言したのです。
『ゲバゲバ70年! 大橋巨泉自伝』(講談社)

『ゲバゲバ70年! 大橋巨泉自伝』(講談社)

 巨泉さんは当時再婚しており、前妻とのあいだに2人の女の子がいましたが、巨泉さんの自伝『ゲバゲバ70年! 大橋巨泉自伝』(講談社)によると、再婚相手の寿々子夫人は初婚で無類の子供好きだったそうです。  にもかかわらず、なぜこんなにも重大な決断をしたのか。きっかけとなったのが、当時話題になっていた「公害問題」への不安と、二人の共通の趣味だった「海外旅行」。そして、寿々子夫人が心臓の病を患っていたため「ピルが飲めなかったこと」。 「すれ違いの生活は、夫婦破局の最大の原因になると知っていた」と同書で語る巨泉さんは、二人でいる時間は夫婦関係の継続に欠かせないと考えていたようです。同様の理由でハネムーン・ベイビーを中絶していたことも明かしています。  さて、日本の芸能界を見渡してみると、実はけっこういるんですよね。パイプカットをしている方々が。
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あの人もパイプカットをしていた…
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