「
相続は金額の大小より、方針が決まってなくて揉めるもの。資産がある家ほど生前に相続について決めておき、資産がない家ほど何も決まってないのでトラブルになりやすい。未然に防ぐために、事前に親や配偶者に遺言書を作ってもらうなり、家族間で遺産の分配の意思確認をしておきましょう」
金銭トラブルを未然に防ぐ5か条
1.「親の面倒を見た」か否かの相続率は親の生前に意思確認
2.生前に親からもらったお金が贈与に当たるかどうか確認を
3.金額の算出が難しい不動産は、親の生前に配分を決めておく
4.タワーマンションの相続は価値下落の危険を考慮すべし
5.遺産額が少ない家庭も事前に遺言状の作成を
【落合孝裕氏】
税理士。落合会計事務所代表。著書に『相続と節税のキモが2時間でわかる本』『決算書の読み方が面白いほどわかる本』などがある
―家族に疲れた症候群【6】―