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月収13万円の“貧困保育士”…タダ働き、自腹も当たり前のひどすぎる現場

「保育園落ちた日本死ね」で注目の集まった保育士不足の問題。需要はあるのに保育士のなり手が少ないのは、「低賃金」も理由のひとつと言われています。

 職場環境などで悩む介護士・保育士の駆け込み寺「介護・保育ユニオン」に加盟した、保育士のユウコさん(仮名・24歳)。「1年目の手取り額は月13万円ほどで、その後もほとんど上がってない」といいます。

 そこで、薄給で働く貧困保育士の実態を聞かせていただきました。

保育以外はタダ働き!? 仕事の持ち帰りは当たり前



保育士 ユウコさんが働く保育園の保育時間は6時半から21時まで。8時間労働+休憩1時間の正規保育士とパートの保育士とが、シフト制で子どもを預かっています。

 とはいえ、保育士の数は常にギリギリ。そのため就業時間は保育で手一杯で、サービス残業も当たり前だといいます。

「保育のほかに、お便りや指導書、壁飾りをつくったり、子どもに教える制作の準備、保護者に様子を伝える連絡帳を書いたり、面談などもあります。あと、運動会やお遊戯会、夏祭りなどイベントも多くて、それらの準備もしなければなりません。でも、職員の数が十分ではないので、安全面を考えると保育中には作業できないんです」

 終業後に作業したくても、園長からは園に残っての作業を禁止されているとのこと。しかも「書類の記入15分」などとあらかじめ基本給に盛り込まれているため、“超過は自己責任”とされて残業代もつかないのです。

「子ども一人ひとりの発育段階を全員分記入したり、成長を踏まえながら指導書を作ったりするのは、とても15分ではできません。でも、残業が認められないので、休憩時間にできるところまでやって、残りは自宅に持ち帰っています。先輩が帰るまで退社しづらい雰囲気もあるので、遅くに帰宅して深夜まで作業する毎日です」

 休憩時間にミーティングが入ることもあり、「“休憩時間”といっても自由にできるわけではありません」。

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保育の備品も自己負担。「友達と遊ぶゆとりもない」

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