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賃貸か持ち家か?私が女性にも購入をすすめる理由

同じ部屋なら、「購入」が「賃貸」よりも月額が安い

⑥~⑨からは、支払金額の低さがわかります。  私の自宅マンションをYahoo!不動産で調べたところ、近い階層で同じ間取りの部屋が貸しに出されていました。はたしていくらでしょうか。  なんと、共益費込で21万円! 単純計算でローン返済額の1.48倍で貸しに出されているのです。  これは、別にぼったくりでもなんでもありませんし、相場から考えても妥当な金額です。なぜそうなるのでしょうか。  賃貸と購入では、そもそも利回り計算が全く違うのです。  私の例で簡単に言うと、銀行からマンションの購入資金4,500万円を0.57%で借りています。一方、賃貸ではオーナーの利回りが5%前後になるように家賃設定されているのです。  結果、賃貸と購入とでは、毎月支払額に大きな差が出るというわけです。  乱暴な言葉で言えば、賃貸で部屋を借りるということは、オーナーの5%利回りの利益を、借りる側が負担していることになります。

どうせ買うなら50平米以上の物件

 いまマイホームを買った人は、住宅ローン減税を受けることができます(制度終了時期が2021年末まで延長されることが、2016年8月に閣議決定された)。  他にも細かい条件は付きますが、物件の広さは「50平米以上」必要です。  そして、毎年受けられる減税額は一般的に「ローン残高の1%。ただし40万円が最高」。これを10年間受けられます。もし5,000万円弱の住宅ローンを35年で組めば、ほぼ確実に合計400万円の減税が受けられることになります。  毎年かかる固定資産税を考えると、購入するなら住宅ローン減税が受けられる物件を考えるのがよいかと思います。 マンション 簡単にお話しましたが、私が購入を勧める理由は、 1.同じ部屋なら、購入の方が毎月の支払いは安い 2.支払いがすんだら自分のものになる の2点につきます。  あとは、購入する物件選びを間違えないこと。そうすれば、独身の女性でも、将来自分を守ってくれる大切なマイホームを一生有意義に活用することができると思います。
鄭英哲

鄭英哲さん

<TEXT/鄭英哲:株式会社アートリエールコンサルティング代表取締役>
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