Beauty

「あなたに似合う色」を信じてはいけない

 何より自分が着たくもない色を着てもいいことはありません。気分はよくないでしょうし、居心地の悪さをいつも感じることでしょう。選ばれた色を自分で着たいと思うのならそうすればよいのです。しかし、着たいと思わないのなら、着なくてもいいのです。  その色を着てどんなに気分が悪くなったとしても、選んだその人は、あなたの人生の責任をとってはくれません。その色がどんなにその街にそぐわなくて、あなたが流行遅れの、おしゃれじゃない人に見えたとしても、選んだその人はその場にやってきて、あなたにそれがどんなに似合うか誰かに説明などしてくれないのです。 カラーチャート 骨格診断も同様。あなたは肩幅があるから○○が似合うなどと言われても、着たくないのならば、着る必要はありません。

「100人に褒められたい」なんて考えないように

 100人の他人がいたら、100人の答えが返ってきます。そのなかには、それがあなたには似合うと言う人もいれば、似合わないと言う人もいます。全員が同じように、あなたにはそれが似合うと思う色やスタイルなど、存在しないのですから、すべての人から、あなたにはそれがよく似合っているねと、思われようなどとは思わないことです。  そんなことよりも、もっと自分のその色やスタイルがそのシーンにふさわしいかどうか、自分で考える習慣を身につけましょう。そんなに難しいことではありません。カエルのような緑色のスーツで表参道を歩いたら、それが素敵なことかどうかぐらい、自分でもわかるはずです。  最終的な決断はいつも自分で下しましょう。自分で責任がとれるのは、自分で決断したことだけです。自分の決定権を他人にたやすく渡すのはやめて、自分で選べるようにならなければなりません。自分で選べるようになること、それがおしゃれな人への第一歩です。 <TEXT/小林直子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【小林直子】 ファッション・ブロガー。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒、文化服装学院卒。東京コレクション参加ブランドのパターンナー、大手アパレル会社の企画室を経て独立。現在、湘南エリアを中心に独自に開発したメソッドによるファッション・レッスン、各種ワークショップを開催するなど活動中。ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール
小林直子
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。
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