時給は850円〜1,100円。貯金ができず辞められない
「介護士として働くためにこの地に来てひとり暮らしをしているので、収入がなくなると生活していけないんです」
レイカさんの給料は時給制。
時給850円からスタートし1年ほどで1,100円まで上がったそうですが、それでも
毎月の手取りは15万円~20万円のあいだを行き来する程度。家賃や光熱費など生活に必要な支払いでほとんど消えてしまいます。
「貯金ができれば次の仕事が見つかるまでの生活費にできるのですが、毎日の生活すら危うくて、そんなゆとりはありません」

ただでさえ低い介護士の賃金。さらにトモエさんの場合は、施設管理者のずさんな計算でまっとうな金額が支払われていませんでした。
「
休憩はほとんど取れないのに、“1時間”として引かれてしまう。残業代や深夜勤務の手当などはきちんとついてなくて、どう計算すればこの数字になるのかわからないほど、適当に計算した安い金額しかもらえなかったんです」
体も心も経済的にもすべてが限界に達したトモエさんは、民間の相談所に電話します。そこで「介護・保育ユニオン」を教えてもらい、現在はユニオンを通して未払い賃金=2年で約70万円(!)を請求しています。
「こんなに人手不足では、ちゃんとした介護はできません。たとえ人手が足りていても重労働なので、業界全体で仕事に見合う賃金を考えてほしいです。職場環境と賃金の両方が整ってはじめて、介護の質を高められるのではないでしょうか」
●介護・保育ユニオン
http://kaigohoiku-u.com/
TEL:03-6804-7650
contact@kaigohoiku-u.com
<TEXT/千葉こころ>
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自由とビールとMr.Childrenをこよなく愛するアラフィフライター&編集者。
人生後半戦も夢だけは大きく徒然滑走中