妖怪男にひっかかりやすい女子は、受け身の人が多いのだそう。でも恋愛って、女子は受け身が基本だと思いがちですよね。その傾向にもぱぷりこさんは苦言を呈します。
「受け身がいいという価値観が良くないんです。本屋を見ても恋愛棚には『愛される女』『愛され●●』など受動的な言葉が並んでいます。いい女は『選ばれる』という信仰が強固。現実は受け身でいてもカモになるだけでモテはしない。」

セフレ牧場の羊に納得できないなら人間にトランスフォームして出ていこう
実際、自分から仕掛けに行けるような女性は、ぱぷりこさんによると1~2割程度。ポジティブビッチはほぼいないと言います。
「自分では『割り切っている』と言いながら傷つき、依存、執着する人は多いです。どこかでセックスは特別なものと思っていることが多く、セックスを継続しても自分に関心なさそうな状態が続くと病む。自分が本当は納得していないことを『ドライだから』などと粉飾して継続する点が一番の問題点です。」
タイプに関わらず、話し合いをしない、疑問から逃げる男には注意すべきと、ぱぷりこさんは力説します。
「
質問に答えない男はだめです。何をやらしてもダメ。とにかくダメ。そういう男はいざという時に逃げますし、向き合えない。『波風を立てたくない』『たいしたことじゃない』と思っているんです」
ただし、女性は男性よりも言語能力が発達していて、口喧嘩が強いという特徴があります。男性側が女性から言われている間に、言葉が処理できずフリーズしていることもあるそうです。そのときは、相手にあわせて言語能力をチューニングしましょう。
また相手が黙りこくってしまう場合は、考えているだけの可能性も。瞬間に答えてくれるかくれないかでは判断せず、時間がかかっても話し合いに応じるか応じないかを見るようにしましょう。

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周りの人から「男サイドから見ると、女性攻略本にもなる」ともいわれるこの
『妖怪男ウォッチ』。まさに男性の手練手管の暴露本のような一面も持っています。ぱぷりこさんに、女性に対してどのように活用してほしいか聞いてみました。
「恋愛は楽しいけど、自分の状況を冷静に見るのは難しいですよね。でも『もしかして彼は妖怪男?』と気になるときに、この本を開いて、どうやったら退魔できるかみてほしいです。『あ、この妖怪だ!』と図鑑的に使ってくれてもいいし、お札を見て『この方法を試してみよう』と実験してみてもいい。この本は、
妖怪男に悩まされる女子の応援のための本なんです」
妖怪男とその対策が詰まった
『妖怪男ウォッチ』は、まさに恋愛で使える魔除けの一冊。過去の男や周りの男でも当てはまる人がきっといるはず。恋愛の心配がないという人は娯楽として、悩んでいる人は参考書として、一度手に取ってみてくださいね!
今回の話の中に登場した女子を不幸にする妖怪男はこちら!
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コンサル男:血の通った人間らしさを感じないロジカル至上主義の鬼畜にしか見えない男。世の中ではハイスペックな勝ち組。
<TEXT/ミノシマタカコ イラスト/平松昭子>