そこで夫に、「『I’m sorry』だと自分が全部悪いことになっちゃうんだね。
じゃあ日本語で『Gomenne』って言うのはどう? そうすればあなたも『全部俺の責任だ!』なんて思わなくていいし、私は『お互い謝罪の言葉を言い合えた』ってことで嬉しくなるし、一石二鳥じゃない!」と提案してみました。
相手を正論で打ち負かしたい訳ではなく、単に「気持ちに寄り添っているよ」の意味での「ごめんね」が聞きたいだけ。ということを話して以来、いさかいがあつても後で「ごめんね」とお互い言い合えるようになりました。
今、これを読んでいるあなたの彼が「謝らない外国人彼」であるなら「1人じゃないよ! 仲間が大勢いるよ!」と手をとって励ましたいし、「ちゃんと謝ってくれる外国人彼」がいるあなたは超ラッキー! おめでとう! 彼を大事にね! って思います。
一つ余談ですが、「え~? そんなにアメリカ人男って謝らない?」と思う方は、夫婦喧嘩の話がメインになっているアメリカ映画を是非観てみてください。ほんと、あの人たちは謝ることなく話をそらすのが上手いですから! 笑
<絵と文/めがめたる>
【めがめたる】
イラストレーター/ブロガー/日本語教師/Heavy Metal Enthusiast ヘヴィメタル好きが高じてアメリカに留学し、現地で知り合ったアメリカ人と結婚。夫との暮らしを描いたブログ『
彼と日本語と私』とメタラーの孤独っぷりをまとめた『
メタリ子生活帳』を更新中。