ここで注意したいのは、ふんどしパンツの素材です。天然のシルクや麻、綿でできたものを選んでください。
そして私、シルクのふんどしパンツも持っております。「
咲楽姫(さくらひめ)」という商品で、なんと1万3000円(税別)。
私はセレブではありませんので、パンツ1枚に1万円以上かけたことがありません。かなり奮発したのです。ふんパンだけに奮発。さらに納期は3ヵ月後というから驚きじゃありませんか。
咲楽姫を買ったときに同封されていたパンフレット
こちらのHPを訪問すると、ふんどしパンツに対するスピリチュアルな見解も記されているので、引いてしまう人もいるかもしれません。やはり呪術的? みたいなね。
まあ、1万3000円~1万8800円で彼氏引き寄せの魔法が手に入るなら安いものですが。
受注生産の咲楽姫のふんどしパンツは、天然シルク100%。実際、肌触りがさらりとしていて心地よさの極みです。ノーパンみたいな解放感もあります。もともとは着物の貸衣装を生業としていただけあって、デザインも和風で可愛らしい。縫製もしっかりしていて長持ち、価格に見合う価値はあると思います。
同じく咲楽姫に同封されていたパンフ
何事も過剰に突き詰めていけば“信仰”になってしまいます。前述の高樹沙耶然り、過信しすぎて身を亡ぼす場合もあるのです。
なので私のふんどしパンツの取り入れ方は、かなりユルい。アウターに響きそうだと危惧したら普通のショーツ、パンツスタイルの時はTバック、と分けています。身体が緊張状態にあると感じたら、夜、お風呂上りにふんどしパンツをセレクト。
「身体のためには毎日ふんどしパンツ! シルクか麻のみ!」
とかって、自分にルールを課したら、ストレスで身体がガチガチになってしまいます。私は綿で安価なふんどしパンツも持っていますしね。
でも高価な下着を自分にプレゼントというのも、心弾むプロジェクトではあります。もちろん、旦那様や彼氏におねだりしたり、友人同士で贈り合ってもいい。ちなみに男性用もありますよ。
<TEXT/森美樹>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
●森美樹:1970年生まれ。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『
主婦病』(新潮社)を上梓。最新刊『
幸福なハダカ』(同)が発売に
@morimikixxx