一方で、既婚者からの依頼がほとんどだという葬儀業者の場合は、「本棚など部屋の様子を見る限り、むしろ几帳面な方が多い印象」があるそうだが、共通項として目立つのが、夫婦の不仲だという。
「亡くなられた旦那さんの奥様と接していて感じるのは、葬儀で涙も流さないような冷めている方が多いことですね。子供もいない方が圧倒的に多いです」(葬儀ディレクター・辻幸男氏)
パートナーを自室に入れず、閉じこもるなど、夫婦間のコミュニケーションがない冷め切った家庭の様子が浮かんでくる。
写真はイメージです
以下は、遺品整理・葬儀の専門家のコメントなどをもとに、編集部でまとめた「早死にした人、部屋・環境の傾向」だ。いくつもあてはまる人は、心と体にトラブルを抱えているサインかも…。
1位 部屋にモノが多い
2位 部屋に人を入れない
3位 カップ麺などのゴミが多い
4位 昼も遮光カーテンを閉めっぱなし
5位 親と連絡を取っていない
6位 (既婚者)配偶者とうまくいっていない
7位 休みの日は人と話さず過ごす
8位 ゲームを際限なくやってしまう
9位 収集癖がある(オタク、凝り性)
10位 年収に関係なく貯金がない
結局は、人間関係の問題が、部屋の状態に大きな影響をもたらしてしまうことは間違いないようだ。
【葬儀ディレクター 辻 幸男氏】
ニューライフ代表。人生最期の総合演出家として、葬儀をプロデュースする。葬祭ディレクター技能審査の一級葬祭ディレクターの資格を持つ
【遺品整理アドバイザー 上東丙唆祥氏】
遺品整理フランチャイズチェーン「e品整理チェーン」代表。同社では遺品整理のみならず遺品処理、生前整理、不用品回収(処分)なども行う。
<アンケート/エコンテ>
―30~40代、他人事じゃない「早死にリスク」【3】―