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『逃げ恥』の恋愛法則…オクテな彼のスイッチが入る瞬間

 今季、大人気のドラマ「逃げ恥」こと『逃げるは恥だが役に立つ』。実は主人公2人の言動の中に、男女がうまくいく法則がいくつも見つけられるんですね。

 ふだんセミナー等で恋愛・性愛についてお話ししている私(櫻祭子/夏目祭子)が、そのヒントをご紹介しましょう。第2弾となる今回は〔第6話編〕をお届けします。

http://youtu.be/urS1MC7h-MM

指1本触れず、いきなりキス…意味不明な行動



 おそらく『逃げ恥』ファンにとって、第6話ほど謎めいた回はなかったでしょう。何しろ、この回の津崎平匡(ひらまさ・星野源)の行動は、一見すると矛盾のカタマリのように感じられます。


 契約妻で従業員である森山みくり(新垣結衣)と出かけた、表向きは「新婚旅行」、実質は「社員旅行」の宿泊先で、「もしかして、男女の関係を求められるかも?」と期待したみくりを完全放置して、アイマスク+耳栓の完全武装で、同室なのに独り寝をまっとうします。

「もっと近づきたい」思いが完全に自分の独り相撲だったと落ち込むみくりを、さらに裏切る、あまりに唐突な平匡からのファースト・キス。

第1の法則:決めたゴールの達成感でハイになる男



「いったいこの男は、何を考えているんだ!?」というはてなマークの嵐が次回まで引き継がれるわけですが、実はこの平匡の行動は、男性のいくつかの心理を考えると「ごく自然な流れ」だったとも読めるのです。

達成感 確かに、宿泊先での平匡の行動は、みくりに「私のことなんて従業員としか思ってないんだ」と思わせるに十分だったでしょう。しかし、平匡の立場からすれば、自ら名づけた「プロの独身」という称号にふさわしく、「肉食獣のような男」とは違って「女性への肉欲などに惑わされない、平穏な自分」を貫くことに意味があったのです。

 男性の心理傾向の一つとして、決められた目的を達成しようとする欲求が強いことが挙げられます。

 その典型的な例が、2004年のバルセロナ五輪の平泳ぎ種目で金メダルを獲得した北島康介選手が勝利インタビューで放ったひと言、「チョー気持ちイイ!」。その年の流行語大賞になりましたが、これこそが達成感により湧き出る快感ホルモンの効果。この強烈な快感が、男性にとっての生き甲斐となりやすいのです。

目標達成 そんなわけで、自分で決めた目的を「やりきった」翌朝の平匡は、快い自己肯定感に満たされた「ナチュラル・ハイ」の状態にあったと思われます(次の第7話で平匡が「調子に乗っていた」と反省したのは、これが原因ですね)。

 この点、自己評価が落ちて気分最低なみくりと、そんな女心にはまったく思い至らずに気分上々の平匡との対比は、男女の違いが象徴的に描かれていて、切なくもコミカルでした。

<彼の行動を自然に引き出す2つの法則>
(その1)彼のこだわり目的の行動は、自分が後回しになっても落ち込まず、まずは温かく見守ること。

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男の「行動スイッチ」を入れる、女のふるまいとは

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