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『逃げ恥』の教え…“都合のいい女”で終わらない心得

 2016年の終わりの3ヵ月間、老若男女を熱狂させたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』ですが、ここまで大勢の人に愛されたのには、深いワケがあります。そこには、これまで長い間、日本の男女の心を呪縛してきた「古い恋愛・結婚モデル」から解き放ってくれる、革新的な内容が満載だったからなんです。

逃げ恥

(C)TBS

 そこで、ふだんセミナー等で恋愛・性愛についてお話ししているわたくし・夏目祭子が、『逃げ恥』に学ぶ「本当に居心地のいい恋愛・結婚」を叶えるための「新しい心得」を2つ取り上げてみましょう。

第1の心得:まずセックスよりハグを大切にする



 バブル時代にトレンディドラマで描かれて定着した、これまでの恋愛モデルは「男と女が一緒にいれば、セックスするのは当然」というものでした。この点、80年代に大ヒットしたドラマ『東京ラブストーリー』が、ヒロインが同僚の男性に、明るく「セックスしよ!」と誘い、彼がそれに乗ったことから交際になだれ込むという展開だったのは象徴的です。

 ところが『逃げ恥』の津崎平匡(ひらまさ・星野源)ときたら、ヒロインの森山みくり(新垣結衣)と同室で寝ることになっても、独り寝を清々しく貫くわ、その後キスをする仲になり、みくりから「そういう事をしてもいい」とセックスOKサインを出されても、「ぼくはそういう事をしたいわけじゃありません」と断ってしまうわと、バブル男子とは真逆の態度を取ります。

ハグ 女としては「愛されてないのか?」と気がもめるところですが、これは彼が女性を「欲望の対象」として見ずに、「人として尊重している」証拠とも言えます。

 だから、ハグによって伝わる「ぬくもり」は喜んで味わい、お互いの愛情がしっかり確認できた後に、ゆっくりその先へ進んだわけですが、その感激度の高さは、お手軽なセックスの比ではなかったはず。

<2017年、居心地のいい恋愛・結婚を叶える心得>
セックスを急ぐ必要はない。まずは会話・食事・ハグを楽しんで、お互いの心と体をじっくりフィットさせる。ここでしっくりいかない相手とは、関係を深めなくてよい。

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話題のセリフ「愛情の搾取」の深い意味

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