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『逃げ恥』の恋愛法則…オクテな彼のスイッチが入る瞬間

第2の法則:女が無欲になった時、男は行動に転じる

 では、この状況が、どうして衝撃のラスト(平匡からのキス)につながったのか見ていきましょう。  人間はどんな性別の人でも、「女性性」と「男性性」の両方の要素を持っています。  「男性性」とは、陰か陽かで分けると「陽」に当たり、自分からグイグイ行動していく、能動的な性質。それに対して「女性性」は「陰」に当たり、自分から動かずじっと待っている受け身な性質と言えます。  特に恋愛関係では、この陰と陽、「受け」と「能動」がかみ合うとコトが進みやすいのです。 陰陽 これまでの二人の関係では、どちらかと言うと、みくりが能動側に立って、平匡を導いてきた感がありました。そのためにみくりは、やや男性的な「陽」の力を発揮してきたのですが、元々決して男性的なキャラではないみくりにとって、ここに来て自分の行動に「空回り感」を覚えて「もう疲れた」となったわけです。  この時、みくりの心の声 ──もう、何もしない── こそが、起動ボタンとなったのです。  その瞬間、みくりが完全な「受け」である「陰」に徹したことで、平匡の秘められた「陽」の行動力が、自然に発揮されたんですね。その結果が、好きな女性に触れたい衝動のままのキス、となったというわけ。みくりの「無欲」が、結果的に平匡の男性性を引き出した、鮮やかな化学反応だったと言えるでしょう。 ⇒<彼の行動を自然に引き出す2つの法則> (その2)自分の希望や気持ちは正直に伝えた後、もうひと押しの行動は相手に任せてみること。 <TEXT/櫻 祭子/夏目 祭子> 【櫻 祭子/夏目 祭子(さくら/なつめ・まつりこ)】 作家・カウンセラー・「聖なる性」の語り部。一般社団法人「性・愛・命の学び舎」代表理事。心身機能研究家。1999年、自伝小説『ダイエット破り!』でデビュー。主な著書は『なぜ性の真実セクシャルパワーは封印され続けるのか』『太らない人のヒミツ──腸で考え・脳で感じて・美力めざめる』 Webサイト http://www.sei-ai-inochi.jp/
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