猫の気持ちがもっとわかる!第1回「ねこ検定」の学び方
公式サイトやガイドBOOKには練習問題も
実際、私も練習問題に取り組んでみましたが、疑問が残る回答もありました。獣医師が監修した猫本と違いがあったのです。ただ、キャリアのある著名な獣医師でも、本当の答えは猫のみぞ知るところもあって、100%の正解はないのかもしれませんが。
それでも私が『ねこ検定』をおすすめしたいのは、検定の収益金の一部が、東京都・千代田区で飼い主のいない猫のために活動するボランティアグループ「一般社団法人ちよだニャンとなる会」へ寄付されることが理由のひとつです。同法人が行う猫の保護活動及び猫の医療費に使われるそうです。
加熱する猫ブームの裏で、猫を単なる物として売買する悪徳業者がいたり、一度ペットとして迎えたものの飽きて捨ててしまったりと、悲惨で過酷な運命を強いられている猫は後を絶ちません。
そういった猫のために、楽しんで貢献できる『ねこ検定』。もっと猫を知るきっかけになるのではないでしょうか。
※ねこ検定 公式サイト(申込み締切 2月27日)
<TEXT/森美樹>森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx
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『ねこ検定 公式ガイドBOOK』 「NARUTO-ナルト-検定」などを行う日販の検定事業の一環として、2017年3月、「ねこ検定」が実施されます。本書はその公式ムック。プロデュースは、猫本の聖地としてNHKなど各メディアで大体的に取り上げられている「神保町にゃんこ堂」。「生態」「くらし」「気持ち」など、本当の猫好き度を試してください。
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