元祖・昼ドラ女王と狂気を演じきったあの女優に、秋ドラマの助演女優賞を!
【ドラマ好きライターのスナイパー小林が勝手に表彰!2016秋ドラマ 助演女優賞編 後編】
2016年秋ドラマでは助演女優が豊作だった。だからついつい、4人も選んでしまった。前編は「劇団女優の底力」を見せてくれたふたりだったが、今回はヒール役が半端なく似合っていたふたり。
●助演女優賞:横山めぐみ/「砂の塔~知りすぎた隣人」(TBS)
※参考記事「岩田剛典と不倫、イケメンの息子…「砂の塔」の楽しみは主婦バトルだけじゃない」
タワマンのママ友グループでボス的存在の寛子役だった横山めぐみ。住居階が上に行くほどステイタスが上がると言われるマンションで、最上階に住む奥様だ。
初回放送で亜紀(菅野美穂)に向かって「そういうあなたはガンジーかマザーテレサ並みの人間性をお持ちみたいね!」と怒鳴るシーンから目が離せなくなったのだけど、毎回、見ていて清々しいほどターゲットを見つけていじめまくるのだ。
旦那のサラリーマンという立場を「会社にしがみつくしかないって大変よね~」。ママ友同士では常識になっていたベビーシャワーを知らないと言えば、「物を知らなくても可愛いのは20代までよ」と、バッサリ。しかし、亜紀にケガを負わせてしまい、夫の不正がバレてラスボスの位置もだんだん崩れていく寛子。そのギャップ感もまた刺さった。
かつて昼ドラでツヤっぽい演技を披露したこともある実力派。今回の視聴者にゴジラ登場並みの恐怖感を与えるヒール役も、お手の物だったんだろうな。
元祖・昼ドラ女王の迫力
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