――体重8kgの大きさは抱っこするのも大変だったのでは?
大野「むしろ、あの重さが愛おしい。もう、すべてが好きですね。ゆるさも、柔らかい猫毛も、皮のあまり具合も」
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――でも、もともとは犬派だとか?
大野「僕、動物全般が好きなんです。今はミニチュアシュナウザーを2匹飼っていますが、猫も飼ってみたいな……と思っていたんです。ただ、猫と接する機会がほとんどなくて。今まで、猫と戯れてこなかったので。僕にとっての猫といえば金時がすべてです」
――犬と猫(金時)との違いはありましたか?
大野「猫は呼んでも来てくれないとか、あまりかまいすぎてはいけないとか、いろいろ違いはありますね。
最初、金時を抱っこするときの力の入れ具合には戸惑いました。ミニチュアシュナイザーはわりと骨がしっかりしていて、ガシッってつかんでも平気なんです。でも、金時はもうやわらかすぎて、『これ、痛くないかな? 大丈夫???』って不安でしたね。とくに、金時は皮がむにょ~ってなるんですよ。それがたまらないです。……たまらないです」
――2回言いましたね。金時への深い愛が伝わってきます。
大野「でも、役柄としては、陽炎太にとって金時は父親ですから、『尊敬する父上』として接しなくてはいけない。お芝居で、ついつい金時に話しかけるような甘い口調になってしまったこともあって。それは何度か監督に注意されました」
終始、大野さんの金時ラブが伝わってくる舞台挨拶でした
――金時を相手に、父親役の船越英一郎さんに対する演技が求められるんですね。
大野「そうなんですよ。でも、そんなこと言ったら、『船越さんを抱っこしないよな』って思うじゃないですか(笑)。
あまり設定に忠実ではないというか……突き詰めたら、何もできなくなってしまうのがこのシリーズなので(笑)。ホント、不思議な撮影でした」
【大野拓朗さんプロフィール】
88年生まれ。東京都出身。2010年、ホリプロ50周年記念事業『キャンパスター☆H50』でグランプリを受賞。同年、『インシテミル~7日間のデス・ゲーム~』で俳優デビュー。最近では、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、NHK終戦特番『ラスト・アタック~引き裂かれた島で~』の主演など、ドラマや映画、舞台で活躍する若手実力派俳優。2017年には、初主演ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が控えている。
・ドラマ版『猫忍』公式サイト:
http://neko-nin.info/
ドラマ放映スタートは2017年1月4日tvk、1月7日テレ玉、1月12日チバテレほか(
放送局は番組公式サイト参照)。
劇場版は2017年5月20日より全国ロードショー、『
猫忍 金時写真集』は1月29日発売予定
<TEXT/女子SPA!編集部>
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