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やせると老ける…アラフォーのダイエットは危険

3)ムリに糖質を抜くより、GI値が低い糖質を適度に

 3つ目は「食事についての思い込み」。糖質制限ダイエットが流行して久しいですが、痩せるために「炭水化物はほぼ取らない」のは、大きな間違いだと本書。  私も10年以上前に糖質をかなり制限したことがあったんですね。結果、すぐに低血糖症になり目はチカチカするし手は震えるし頭は働かないしでまさにポンコツ。当時の私はもともと痩せていたのでこのような危険状態に突入したと推測できますが、客観的に見て標準体型の方がむやみに糖質を制限する必要はないと個人的に思います。 玄米 著者も「極端に炭水化物(糖質)を抜くとげっそりするだけ。GI値が低めの糖質を上手に取って」とアドバイスしています。糖質は脳細胞を働かせるための大切なエネルギー源、悪者扱いしては可哀想ですよね。 ※GI値…その食品を食べたときに血糖値が上がるスピードを計ったもの。GI値が低いほど太りにくい。たとえば、白米より玄米、食パンよりライ麦パン、うどんよりそばのほうがGI値が低い。

年がバレるパーツに、簡単エクササイズ

 本書のパート4~5では、40代以上におすすめのエクササイズが紹介されています。さすがスポーツドクターでもある中村さん、私が一番感心したのはこのふたつのパートです。  著者自身が50歳を超え、熟女ならではの色気を備えた魅力的な体形 自ら体感する身体の変化の中で選別したストレッチなのでしょう。
40代からはやせてもきれいになれません

amazonの同書サンプルページより ※画像をクリックすると、Amazonのページにジャンプします。

 たとえば「パーツ別 衰え知らずのエクササイズ」では、丸い背中、ぽっこりお腹、扁平尻、垂れバスト等々(書いていてなんだか悲哀感が溢れる)、40代のあるある悩み別のエクササイズが紹介されています。通勤電車内や歯磨き中でもOK、意識をほんの少し変えるだけで体形のみならず身体能力もアップしそう。  40代以降は、心身ともにゆったりゆるやかに、身体づくりをしようではありませんか。 <TEXT/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx
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※上の動画は、中村さんの別の本『女医が教えるマジカルエクササイズ DVD付き』(すばる舎)の予告篇。著者自身がエクササイズの一部を紹介しています。

40代からはやせてもきれいになれません!

40代は女性にとって体の変わり目。体型だってもちろん変化します。そんなときに「なんだか老けて見えるのって太ったせい?」と思っている人、いませんか?じつは40代からの女性は、ただやせるだけでは老ける一方。20代の頃とは違う今だからこその体の作り方があります。40代女性すべてに贈る“やせずにきれいになる"ボディメイク術を、整形外科医の中村格子先生が徹底レクチャーします

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