Beauty

「どんな格好にでも合う靴」はあるでしょうか?

どこでもスニーカーでは退屈

 そこそこのものを選ぶかどうかは人生の選択の1つです。仕事もデートも、ホテルも高級なレストランも、湘南のビーチも高尾山も、すべて同じスニーカーで行くのなら、それはそれでよいでしょう。
AMERI

WEARより 靴:AMERI 17928円

 一方で、それぞれのシチュエーションにふさわしい靴を履く人もいます。  洋服や靴をデザインしたり、つくる側がどちらを支持するかと言えば、当然それは後者です。そのためにいろいろなデザインを苦心して考え、つくるのです。靴が1種類だけしか売られていない靴屋なんて、私たちには退屈すぎます。  そして、こういった質問をしてくる方々も、薄々「どんな格好にでも合う靴」なんてこの世に存在しないことに気づいているはずです。にもかかわらず、誰かのお墨付きを求めて、夜な夜なネットの波乗りを続けているのでしょう。その証拠に私のブログの検索ワード第一はこの質問です。  1種類の靴しか売られていない退屈な世界に住みたいのなら、お好きにどうぞ。どんな格好にでも同じ靴で行けばよろしい。だけれどもそれは、少なくともファッションにかかわる人ではありませんし、おしゃれとも呼びません。  そういう人は単なる、退屈で凡庸なケチか、偏屈な合理主義者かのどちらかです。潔く認めましょう。 <TEXT/小林直子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 小林直子【小林直子】 ファッション・ブロガー。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒、文化服装学院卒。東京コレクション参加ブランドのパターンナー、大手アパレル会社の企画室を経て独立。現在、湘南エリアを中心に独自に開発したメソッドによるファッション・レッスン、各種ワークショップを開催するなど活動中。5月に新刊を発売予定。ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール
小林直子
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。
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