服はシルエットより色合わせ。「3色ルール」で劇的におしゃれに!
なぜ多くの人はたくさん服を買ってもおしゃれに見えないのか?
ファッションブロガーで、独自に開発したメソッドによるファッションレッスンも行っている小林直子さんは「おしゃれの勉強をしていないからです」と即答する。
なんでもおしゃれには、「おしゃれなるための手順があり、きちんと学ぶことができる」のだとか。
そこで今回、インテリアショップの販売職であるカオリさん(25歳)が小林直子さんに弟子入りし、「おしゃれ」を学んできました。
第1回は「3色ルール」、第2回は「リレーション」、第3回は「流行とオリジナリティ」の全3回。一緒におしゃれについて学びましょう。
カオリ:こんにちは。社会人3年目のカオリです。
社会人になって一人暮らしを始めて、自分で洋服やバッグなんか買うようにやっとなれたっていうのに、いざ買おうと思ったら何買ったらいいかわからなくて、いろいろ適当に買ったら、全然おしゃれに見えなくなって。それがどうしてかよくわからないんですよね。だからそれを知りたくて。どうしたらいいでしょうか?
小林:まず、洋服には3色ルールというものがあります。ココ・シャネルが言ったといわれているんだけれども、本当のところはわかりません。ただ、シャネルが言ったかどうかは別にしても、外国の雑誌やコレクションのコーディネートを見ていると、3色だけで構成されているものが多いのは事実です。
カオリ:具体的にどういうことですか?
小林:理屈は簡単で全身のコーディネートを3色だけで構成すること。例えばネイビーのジャケット、白シャツ、赤いスカートとか、そんな感じです。
カオリ:それってトリコロールってやつですか?
小林:そう。3色ルールで有名なのはトリコロール。けれども、必ずしもネイビー、白、赤だけではなくて、例えば黒、白、赤でも、青、黄、茶でも、なんでも3色にまとめればいいわけ。今日のカオリちゃんは何色?
カオリ:えっと、ジーンズはネイビーで、白いシャツに、黒いバッグ、茶色い靴、ピンクのスカーフ。あ、4色だ。4色じゃだめなんですか?
小林:別にだめってわけじゃないけど、4色以上になると途端にコーディネートが難しくなります。というのは、色には例えばパステルみたいな色合いとか、ナチュラルな色合いとか、いろいろあって、それがずれてくると、あんまりおしゃれには見えません。
カオリ:なんとなくわかるようなわからないような……。
小林:例えばエミリオ・プッチとミキハウスはわかりますか?
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=696962
カオリ:なんとなく。
小林:つまりね、プッチとミキハウスの色合いは合わないの。
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=696989
カオリ:そうなんですか? でも、その合わないっていうのがよくわかりません。
小林:じゃあ、例えばマクドナルドの色とスタバの色は違うでしょ? スタバのお店にマクドナルドみたいな色合いのカップは置かないし、紙ナプキンも違う色。それと同じことです。
3色以内だったらちょっとぐらいずれてもいいけど、4色になると、スタバならスタバみたいな色合いで、マクドナルドならマクドナルドみたいな色合いにしないと、全体がおしゃれに見えなくなるの。
カオリ:そうだったんだ。だからおかしかったのか……。
頭からつま先まで、3色だけでまとめる
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『わたし史上最高のおしゃれになる! 』 ◆一生ものの知識を身につければ ◆もう服選びで迷わない 「おしゃれ」はひとつの技術にすぎませんが、あなたの人生を最高のものにしてくれるパートナーでもあります。一緒に学んで「わたし史上最高」を目指しましょう。 |