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夫の『専業主婦でいろ』攻撃「母親の手作りオヤツが食べられない息子がかわいそうだ」

現実ばなれした夫の言いがかり

子ども夫

写真はイメージです

 このままではラチが明かないと思った佐藤さんは、FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を持つ友人に協力してもらい将来の予想収支プランを作成。  住宅ローンを夫の定年までに繰り上げ返済する場合、子どもに十分な教育を受けさせるのが難しくなってくることや、定年後の生活が厳しくなってくることを具体的な数字で突きつけ、自分が働く必要性を説いてみたのです。すると……。 「夫も現実を知れば渋々ながらも納得してくれると思ったのですが、まさかの逆上。 『オマエの稼ぎなんてたかが知れている。節約をがんばったほうがよっぽど現実的だ』『そもそも無駄遣いが多いんだよ! ランチだのなんだの人の給料で浪費しやがって!』『○○(息子の名前)が心に傷を負ったらその責任は取れるのか!?』などなど、耳を疑う暴言を連発したんです。  もちろん、『浪費? 1000円のランチに月2回くらい行くだけで?』『母親が働くだけで心に傷? そんなにメンタルが弱いのは育て方自体に問題があるってことでしょ!』と応戦。もう夫の許可など必要ないと見切りをつけ、強行突破で働き始めることにしました」

攻撃を続ける夫が、育児する友人男性を見て大人しくなった

育児する父親 待機児童が少ない地域に居住しているため保育園探しは難なくクリアし、再び派遣として働き始めた佐藤さん。いざ働いて生活が潤えば夫も大人しくなると期待していたものの、モラハラ発言はいまだに続いているとか。 「時短勤務にして息子の送迎も家事も全部一人でこなしているのに、『前よりお風呂や玄関が汚い』とか『母親の手作りのおやつが食べられないなんてかわいそうだな』とか難くせつけてきて……。今どき専業主婦でも夫が家事を手伝うのはフツーだし、専業主婦でも毎日おやつを手作りしてる人なんて一握りだろうに、どんだけ幻想を抱いてるのかと呆れます。  ただ、先日夫の友人家族と食事をしたときに、その友人男性が働く奥さんの代わりに子どもの送り迎えや食事の支度をしているという話をしていて、そこからは少し大人しくなりました(笑)。ここまで夫婦仲が悪くなる前に、常識的な第三者に夫を説得してもらえばよかったのかもしれませんね」 <TEXT/丸本綾乃> ―シリーズ女が受ける圧力【2】―
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