以前お伝えしたように、セックスの核は“孤独の克服”にあります。相手と心と体でつながれた悦びを感じることが出来ていれば問題ありません。射精も挿入もイクもなくても、ちゃんと向き合えつながったという実感があれば、射精や勃起、イクのプレッシャーから離れられます。目に見えるわかりやすい成果、結果にこだわらなければいいのです。『星の王子』さまじゃないですが、本当に大切なことは目に見えないんだよ、です。 　冒頭で、セックスに“普通”なんてないんだよと言いましたが、あえて言うとしたら、女性がイクこと、男性が勃起して射精すること、この2点に重きを置いているのが世間の普通のセックスです。でもそれだけじゃないんですよ、セックスって。そういう風に考え直せるかどうかが、今後の性活が充実するかを左右します。 　相手とちゃんとつながった手応え、旦那さんは知っているのでしょうか。 （今回の相談の主旨とはズレますが、好きだからなんでも知っておいて欲しいという考え方は間違っていると思います。知ってもらって自分が楽になるからだったり、相手の都合や気持ちを考えないで押し付ける正直さは間違っています。旦那さんが、そこを汲み取れる人になれれば、もっといいのになと、お節介なのを承知でモヤモヤします） ＜TEXT／森林原人＞ ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【性活相談者を募集！】 森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらのお問い合わせフォーム(https://joshi-spa.jp/inquiry)まで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。 ※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。