田中圭ならゲス不倫も許せる!?「恋ヘタ」他、今からでも観るべき春ドラマ
【芸能ライター・スナイパー小林の今からでも観るべき春ドラマ Vol.4】
今から見ても楽しい春ドラマ、今回は深夜枠から2本ご紹介。
ここ数年、深夜ドラマの面白さが増しています。中でもテレビ東京の快進撃はめざましいものが。今クールは下記で紹介する、セックスや金にまつわる「100万円の女たち」。ジャニーズにコメディをハマらせた「マッサージ探偵ジョー」。名シリーズとなった「孤独のグルメ」と、バラエティ豊富。
いずれも、何かと表現が難しい時代であることを振りきって面白さを追求している感じがします。その姿勢、野球部のマネジャーのようにそっと見守りたくなりますね。
●恋がヘタでも生きてます
毎週木曜23時59分放送/読売テレビ、テレビ朝日系列/出演:高梨臨、田中圭、土村芳
恋はご無沙汰のスマホゲーム会社に勤務するキャリアウーマンと、社長とのラブストーリー。
この「金曜ナイトドラマ」枠は「特命係長只野仁(2003年~)」をはじめ、ヒット作やちょっとベタなラブストーリーがよく見られる。今回の「恋ヘタ」に至っては、上記の“ちょいベタラブ”が展開されているドラマだ。
恋愛に奥手なヒロインが素直な自分になるとか、セックスがヘタで婚約者に浮気をされてどうしようとか、女性が見ていて飽きない細かなネタが連発する。
先日、飲食店でたまたま隣になったOLさん二人が、「あのドラマ(恋ヘタ)は何か見ちゃうんだよね、好きなんだ」と会話していたのに、深くうなずいてしまった。そう、見ちゃうよね。
ただ今回のドラマで私が目を離せないのが田中圭。前クールの「東京タラレバ娘(日本テレビ系列)」で妻の妊娠中にゲス不倫に及ぶという女性の敵を演じて話題になった。でも、世の女性たちは彼をどうしても憎めなかったようだ。なぜかといえば、あの子犬系の可愛い顔で、しかも上目遣いで不倫相手に近づいたから。おそらく台本上ではひどい男だったはずなのに、彼が演じてしまうと女も許してしまうという現象がSNS上に蔓延していた。
そして今回は何でもスマートにソツなくこなす、NY帰りの会社社長役! 一歩踏み外せば嫌味に転じてしまう演技も、あの子犬顏効果で「この人が言うなら」となんだか納得してしまうのだ。
細マッチョなんだけどまあるいボディフォルムと、個人的に何かとタイプ要素が詰まった田中圭。インタビューの話が来ないかと願いを込めながら、ドラマの進展を見守ろう(何かと個人的意見で大変失礼いたしました……)。
とにかく田中圭をご覧いただきたい
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