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海外セレブがハマるココナッツウォーターの凄い美容力

 美容を極めると、「飲み物」に辿り着く。  ここ2~3年で、ジワジワと話題になっているドリンクがあります。その名は、「ココナッツウォーター」。美容マニアのマドンナ、セクシー歌姫のリアーナなど、名立たる海外セレブが飲んでいることでブームに火が付き、日本でも昨年ぐらいから盛り上がりを見せ始めました。ヒトは体内の半分以上が「水分」ですから、美容食を追求すると、最後は「何を飲むか?」が重要になってきます。 ココナッツウォーター そこで今回は、「ココナッツウォーター」のお話です。

パンケーキから美容液まで!スゴいココナッツの実力

 そもそも、ココナッツウォーターの原料「ココナッツ」とは、ヤシ科ココヤシの果実のこと。一体ナニモノなのか、簡単にまとめてみました。 ココナッツ(1)果実の中には大きな種子があり、その中には「胚乳」と呼ばれる栄養価の高い成分がある。 (2)胚乳は、果実の状態や精製方法によって「コプラ」「オイル」「ミルク」「ウォーター」に分かれる。 (3)「コプラ」や「オイル」はスイーツや食用油に。「オイル」は保湿美容液にも使われている。 (4)「ミルク」は、「タピオカミルク」やタイ風カレーの材料として有名。 (5)「ウォーター」こそが「ココナッツウォーター」のこと。東南アジアやハワイなどでココナッツの実に直接ストローをさして生で飲める。 実際、ココナッツを使った製品は、お菓子、お酒、化粧品……と多種多様。人気商品も数知れずですが、一言でくくるなら、『美味しくて、美容にも良い』ということかもしれません。 ⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=72143 (左)LUSHのコンディショナー「南の島のココ」 (中)Eggs’n ThingsのHP。「ココナッツパンケーキ」やココナッツシロップが人気 (右)マックスファクター SK-IIの「フェイシャルトリートメントエッセンス-アイ」はココナッツオイルブレンドを配合

ココナッツウォーターは栄養たっぷりなのに脂質ゼロ

日比野佐和子,世界アンチエイジング学会

世界アンチエイジング学会学術顧問の日比野佐和子先生

 ココナッツウォーターの話に戻りましょう。 「ココナッツウォーターは、美容や健康に欠かせない栄養素をたっぷり含むのに、脂質はゼロ。しかもスポーツドリンクと比べて低カロリーですから、健康的な美しさを求める海外セレブに愛飲されるのも納得です」  と太鼓判を押すのは、世界アンチエイジング学会学術顧問の日比野佐和子ドクター。 「食物繊維もたっぷり含まれるので、便秘解消にも良いですね。また、ココナッツウォーターの電解質バランスは、血液中のバランスと似ているため、体内に吸収されやすいので、日常的な水分補給や、汗をかいて体内のミネラルが不足しがちな時に嬉しいですね。  海外では、美容面だけでなく、普段の水分補給ドリンクとしても人気があります」とのこと。 【ココナッツウォーターの魅力】 (1)カリウムたっぷり!むくみ解消 ココナッツには、貧血予防となる「鉄・銅」、骨や歯を強くする「マグネシウム」、疲労回復につながる「マンガン」などのミネラル類が豊富。中でも、高血圧やむくみを予防・改善する「カリウム」がたっぷり。スポーツドリンクの10倍含む場合も。 (2)酵素ダイエットとしても活躍 消化や代謝に関わる「酵素」がたっぷり含まれる。 (3)食物繊維と菌のパワーで便秘解消 ココナッツに含まれる「食物繊維」と、乳酸菌などの「有用菌」が、腸内の善玉菌を活性化。便秘解消、デトックス効果で美肌づくりにも役立つ。

飲むだけ簡単「お風呂美容」にオススメ

 実は、かく言う私も、半年前から某ココナッツウォーターのヘビーユーザー。お風呂に1本持ち込み、入浴中にゆっくり飲むようにしています。入浴時間も自然と長くなり、サラサラと汗が出てきます。お風呂上がりのすっきり感はたまりません。  ココヤシの花言葉は「堅い決意」、「勝利」。美味しく飲んで、キレイを目指す女性は必飲です! <TEXT/スギ アカツキ PHOTO/Snyfer, Maxpayne222>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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