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コンビニ弁当も美容度アップ! 持ち歩ける美容食「パプリカパウダー」とは?

ラクうま美人ごはん vol.2】  美人は食から…とは思ってはいても、めんどくさくてムリ! という人に、健康・美容にいい食材を簡単においしく食べるアイディアをご紹介するこの連載。  第2回は、「パプリカパウダー」を持ち歩いて、美容成分「カプサンチン」を摂取せよ!』です。

スパイス売り場にある「パプリカパウダー」って何?

パプリカパウダー2「パプリカパウダー」は、スーパーのスパイスコーナーに行くと、必ずや置いてある王道な香辛料。辛味のない唐辛子の一種で、料理に赤い色づけを施すスパイスとして世界中で愛されています。 パプリカパウダー1 なんとも鮮やかな赤色! これは、日本の野菜コーナーで売られているパプリカとは品種が異なり、薄い果肉の品種を乾燥させてパウダー状にしたもの。味わいとしては、独特の甘酸っぱさの中に華やかな香り、ほのかな苦味が特徴です。実はこのパプリカパウダーの中に、「カプサンチン」という美容成分が豊富に含まれているんです。はい、辛味成分「カプサイシン」ではなく、「カプサンチン」です!

「カプサンチン」には、トマトの「リコピン」と同程度の抗酸化力がある!

「カプサンチン」とは、赤ピーマンやとうがらしに含まれる赤色色素。強力な抗酸化作用があり、そのパワーは、ニンジンなどの緑黄色野菜でおなじみ「β-カロテン」の1.5倍、トマトの「リコピン」の同程度だと言われています。
パプリカ

VOXSPICEサイトより http://voxspice.jp/spicestory/1318

 外出中に生トマトをしっかり食べるって、意外と大変ですが、パプリカパウダーなら小さなスパイス瓶なので持ち運びしやすくありませんか?  例えば、かばんに入れて持ち歩いてレストランで使ったり、仕事場のデスクに置いておけば、テイクアウトの弁当類をカンタンにパワーアップさせることができちゃいます!  では実際にどんな食べ物にふったらよいのか、という話に移りましょう。

パプリカと合う料理ってどんなもの?

 大事なポイントとして押さえたいのは1つ、「油モノと合わせる」ということ。なじみがよく、吸収率がアップするため、単品で摂るよりもオイル系・クリーム系料理に合わせたり、マヨネーズに混ぜると好都合です。
グラタンにパプリカパウダー

あつあつグラタンにパラリ

 また、パプリカの味・香りは、洋食料理や野菜料理のおいしさをグーンと底上げしてくれる魅力があるため、コンビニサラダやパスタなどに気軽に振りかけて楽しみましょう!
コンビニサラダにパプリカパウダー

コンビニサラダにパラリ。ドレッシングはオイル入りで!

カルボナーラにパプリカパウダー

ふりかけるだけで、カルボナーラがバツグンのうまさに!

 また、ポリフェノールと一緒に摂ると抗酸化力の相乗効果が得られるため、ワインや緑茶、コーヒーなどの飲料を合わせることを意識すると良さそうです。 <TEXT,PHOTO/スギアカツキ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【スギ アカツキ】 長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、独自で長寿食・健康食を研究し、各メディアで活躍中。Twitterは@akatsukinohana
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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