むやみやたらと糖質をカットするのは大間違い。「
糖を摂る時は食物繊維、ビタミンB1、マグネシウムなどが入っているものを同時に摂ると代謝されやすい」と本書は伝えています。
お菓子やパンはそれらがないので体脂肪になりやすいのです。さらに白砂糖よりも危険なのが果糖ブドウ糖液糖。
清涼飲料水などに含まれる成分ですね。こちら白砂糖よりも太りやすいという実験結果も出ているそうです。
また、「マグネシウムが不足すると、骨は弱り筋肉は作りにくくなり代謝は落ちる」として、天然海塩からマグネシウムを摂ることをすすめています。本書のおすすめは
沖縄の「ぬちまーす」と北海道の「宗谷の塩」だそう。
このように、具体的な食のアドバイスがいろいろ載っています。
最後の項目は「運動&ボディメイク」。
ダイエットには有酸素運動が有効だというのは間違いだ、というのが同書のスタンスです(編集部註:有酸素運動=ジョギングや水泳、エアロビクスなど。無酸素運動=筋トレや短距離走など)
「有酸素運動はやればやるほど、身体が少しのエネルギーで動ける省エネ型になる」というのです。これには私も愕然としました。
あえて運動するより、毎日の活動量をアップしたほうが身体に良いそうです。
とりあえず、本書にはお菓子や菓子パンがいかにダイエットの敵であるかが書かれているので、読むと食べたくなくなります。
イケメンに痛いところをつかれるという、S的なダイエット本ですが、自制心を養う意味で一冊持っているといいかも。
<TEXT/森美樹>
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