興味深いのは、以下の二つの項目で女性の割合が著しく高かったこと。国会議員としての立場や、仕事と私生活の線引きについて、男性よりも女性の方が厳しい見方をしているようです。
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× 国民から税金をもらい働く立場なのだから、公用車(高級車)で家族の送迎をすべきでない(男性15%、女性30%)
× 政治家として、仕事と私生活をハッキリと切り分けるうえで、公用車の私用は問題(男性16%、女性25%)
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自由記入の回答の「保育園に預けられない家庭もある中で、保育園に公用車でという感覚が、議員のすべきことなのか疑問。一般の納税者に対する当てつけのよう」(兵庫県・女性・36歳)という意見が象徴的ですが、保育園問題で男性よりも仕事と子育ての両立に負担を強いられているからこそ、女性の方が「保育園に公用車で」に敏感に反応してしまうのかもしれません。
上記のような意見をもつ人たちの心象を気にしたのか、金子議員は今回の報道を受けて、今後は公用車を使わず議員宿舎と保育園の1キロの距離を歩くことにしたそうです。でも、これは誰のための選択なのでしょうか。今回の一件で少子化がますます進行しないといいのですが……。
<TEXT/女子SPA!編集部>
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