◇セブンイレブン
燻製仕立てのソーセージおむすび
◇ローソン
新潟コシヒカリおにぎり 海老天二尾入
コンビニおにぎりで、次なるトレンドとして注目されているのが「こだわり」商品です。例えば、ローソンでは豪華な具や「もち麦入り」をラインナップ、セブンイレブンでは昨年全商品リニューアルをし、具材によって熟成・燻製・焙煎の工程をとるという手間ヒマかけたおにぎりが売れているとか。
また、一方で女性に根強い人気を持つのがもち米を使用した、まぜごはん系おにぎりや、玄米、麦、十五穀米入りのおにぎりなど「健康志向」の商品が支持され、新たな定番商品となりつつあるようです。
コンビニ各社の調べによるとファミリーマート、ローソン、ミニストップの3社では、コンビニおにぎりを購入している年齢層が40代男性、30代男性が上位を占めているという結果が。晩婚化社会では独身者などのランチや夕食にコンビニおにぎりを利用する人も多いことが伺えます。
ここ数年では、商品だけでなくパッケージにも変化があります。例えば、ミニストップでは商品名のフォントサイズを大きくし、高齢層にもわかりやすい表現をしているとか。他社でもこういった動きは見られ、高齢化社会を視野に入れた戦略も行われているようです。
今回、調査を行った「一般社団法人おにぎり協会」では、おにぎりは日本が誇る「ソウルフード」だとして、その魅力を国内外に普及させていくことを目的としているそうです。
定番からシーズン商品まで様々なラインナップが並ぶ、コンビニおにぎり。今後もそのトレンドから目が離せませんね。
【調査概要】
調査実施:一般社団法人おにぎり協会
調査対象企業:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン、株式会社ファミリーマート、株式会社ローソン、ミニストップ株式会社
調査地域:全国
調査期間:2016年4月~2017年3月
<TEXT/Miri>