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LED電球にすると電気代はいくらトク?東京都の「無償で交換」を体験してみた

 こんにちは。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。  利用中の電球2つを参加協力店に持っていくと無料でLED電球1つに交換してくれる事業を、7月10日から東京都がスタートしました。さっそく電球を探し出し、交換してもらってきました。
LED啓発動画

電球をLEDに換えてくれることをPRする動画も

自宅の電球をLEDに変えるとどのくらい節約に?

 東京都が毎年発行している「家庭の省エネハンドブック2017」によると、家電製品別電気使用量は照明器具が18.4%となっています。仮にひと月の電気代が7000円の場合、約1300円(7000円×18.4%)が照明分という概算になります。  LEDは同程度の明るさの白熱灯に比べて、電力使用量が6分の1程度と言われています。すべての家庭の照明が白熱灯で、そのすべてをLEDに変えた場合、電気代の照明分が月額1300円から220円(1300円÷6)に抑えられる効果が期待できます。年間で考えると約1.3万円、電気代を抑えられることになります。
LED

このLEDに換えてくれた

LEDの説明

LEDが使える電気器具

 すべての電球が白熱灯で1か月1300円使うという前提など、かなりざっくりとした計算ですが、普段の家庭の電気代から概算が出しやすいかもしれません。

電球型蛍光灯とLEDは、それほど差が大きくない

 白熱灯に対しては大きな省エネ効果が得られるLED電球ですが、最近普及している電球型蛍光灯との比較だと、劇的な違いがあるとは言えません。  資源エネルギー庁「家庭の省エネ百科」によると、同程度の明るさの電球で消費電力を比較すると白熱灯が54W、電球型蛍光灯が12W、LED電球が9Wとなっています。LEDと白熱灯を比べると確かに消費電力が1/6ですが、電球型蛍光灯との比較だと3割程度の差になります。  先ほどと同じ、ざっくりとした計算だと月々約390円(1300円×30%)、年間約4700円の電気代の節約が期待できそうです。  今回、東京都の電球交換事業は、電球型蛍光灯は交換対象になっていません。大きく省エネ効果が期待できる、白熱灯に専念して換えていこうという方針なのかもしれません。

あなたの家に白熱灯電球はある?

 比較的築年数が新しい物件に住んでいる人だと、対象となる電球を探すのに少し苦労するかもしれません。写真は我が家にあったいくつかの電球ですが、この中だと左の2つだけが対象となります。
白熱電球

我が家にあった電球。右から2つ目の電球型蛍光灯は対象外

 右から2番目は電球型蛍光灯で、我が家には一番たくさんありましたが、こちらは交換の対象外です。今回の交換は、条件を満たす白熱灯電球を2個以上を持ち込むことで対応してもらえます。なお、一番右はR型(レフ型)という形状ですが、形状などが違ってもW数などの条件を満たす白熱灯であれば交換対象になります(受け取れるLED電球はオーソドックスな形状であるA型のみ)。
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無料でくれたLED、買ったらいくら?
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