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愛も性も、すべてを一人に求める結婚には無理がある【こだま×渡辺ペコ】

編集部厳選!夫婦と家族を問い直す3作品

家族最後の日(植本一子・著/太田出版) 写真家の植本一子が、母親との絶縁、義弟の自殺、夫の癌闘病というヘビーな出来事と対峙して綴った渾身の私小説。ときに周囲の人たちを傷付けながらも、正直にしか生きられない筆者の生き様が賛否両論を巻き起こした。 結婚(末井昭・著/平凡社) エッセイスト・編集者の末井昭が、29年連れ添った妻と別れ、写真家の神藏美子と恋に落ちて再婚する顛末を赤裸々に書く。「読む人が結婚したくなくなる本」を目指したと言いながら、よりよい結婚について考えさせられる。 ルポルタージュ 1(売野機子・著/幻冬舎コミックス) 2033年の日本を舞台に、恋愛する者がマイノリティとなり、面倒事や痛みを伴わない男女のパートナーシップが一般的となった世の中を描く近未来ラブストーリー。作者の売野機子は、詩情溢れる恋愛漫画の名手と名高い。 【渡辺ペコ プロフィール】 漫画家。’04年に『透明少女』でデビュー。代表作に『ラウンダバウト』『ボーダー』『にこたま』など。現在、『1122』を『モーニング・ツー』で連載中 【こだま プロフィール】 主婦。’14年に同人誌『なし水』に寄稿した『夫のちんぽが入らない』が話題となり、’17年に書籍化。現在、『Quick Japan』『週刊SPA!』で連載中 ※本記事は『週刊SPA!(8月1日号)』掲載の対談を転載したものです。 <TEXT/福田フクスケ PHOTO/スギゾー>
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