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「拒食症なみにガリガリ」とベッカム夫人を宣伝に使った宅配ピザ店、裁判沙汰に

 ヴィクトリア・ベッカムが、宅配ピザ店に訴訟を起こす構えだという。  ヴィクトリアが法的手続きを進めているとされている宅配ピザ店は、英イングランド北東部ニューカッスル・アポン・タイン近郊にある「シドゥ・ゴールデン・フィッシュ・アンド・チップス」。
ヴィクトリア・ベッカム

ヴィクトリア・ベッカム

 同店は、配達車に極薄のピザの宣伝として「拒食症なみにガリガリのファッションアイコン」と書かれた、たすきをかけたヴィクトリアの風刺画を使用している。  その車には「新しいヴィクトリア・ベッカムの極薄クラストわずか2mm!!」と宣伝され、似顔絵には「薄くない」と書かれた矢印、ピザの写真には「薄いとはこのこと」という矢印が付けられたものになっており、ヴィクトリアの広報担当はこのスローガンに対し「配慮に欠ける」としてこのようにコメントしている。 「これはこのような障害を矮小化する至って不適切な表現です。またヴィクトリアのイメージに対して、配慮に欠けた中傷であります。残念ではありますが法律で裁かれることになります」  スタイル維持のためにダイエットに熱心といわれるヴィクトリア。確かに、以前から痩せすぎを指摘する声はある。また、自身のファッションブランドで痩せすぎモデルを起用しないと公言しているものの、実際にはファッションショーで起用したモデルたちが痩せすぎていると批判にさらされたこともあった。

宅配ピザ店「摂食障害を軽く扱うような意図はない」

 一方で同デリバリー店マネージャーのソニ・シドゥ氏は摂食障害を軽く扱うような意図はないと強調している。 「スタッフ、オーナーを代表しマネージャーとして、我々は摂食障害がどれだけ深刻なものかを認識しており、決してその症状を患う人たちを軽視するつもりはありません」 「お客様および一般の方々が私たちの宣伝を文脈内でご理解いただきたいと思います」  摂食障害のサポートサービスSEEDの共同設立者マーグ・オゥトゥン氏は、この宣伝を「最低」だとし、レストラン上層部は恥を知るべきだとメール・オンラインにて主張している。 「毎年、摂食障害を患う人の20%が亡くなっているのです」 「ピザの宣伝にこの疾患を利用するとは最低です」 「最近では、精神疾患に関して理解の向上が図られた様々なことが行われてきていて、摂食障害に関しての偏見は減退してきています」 「(このピザの宣伝は)間違った方向に行っています。責任者は恥に顔をうずめるべきです」 「これは人々を危険にさらしています。摂食障害に苦しむ人々は日々自分たちの感情、思考と共に戦っているのです」
<TEXT/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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