そんなことを考えていたら、イギリスの歌手・アデルがノドを壊してしまったというニュースを知りました。7月1日と2日にウェンブリースタジアムでの公演を控えていたのですが、声が出なくなり、ライブは中止になってしまったのです。
アデルはまだ29歳。6年前にも同じような症状から声帯の手術をしたというのに、再び歌手生命の危機に立たされてしまいました。
プロだけではありません。20代前半の女子学生がアデルやホイットニー・ヒューストンのように歌おうとして声帯結節を患ってしまったり、まだ10歳の女の子もストップがかけられてしまうほどにノドを酷使している状況があるそうなのです。
こうした問題の原因を探る「Why do stars like Adele keep losing their voice?」という記事が英紙・ガーディアンの電子版に掲載されていたので、少しご紹介しましょう。
主な内容は、“現代のショービジネスではこうした症状はどうしても起こってしまうものだから、その都度治せばいい。そのために自分たちがいる”とする専門医の意見に反論する形で、あるボーカルトレーナーの話を紹介しています。
リサ・パグリンとマリアンナ・ブリッラの2人は、「アデルでさえも間違った歌い方をしてきた」と指摘し、大量の息を吸い込み、吐き出すときの圧力で声帯を振るわせて高い音や大きな声を出す歌唱法こそがノドを傷つける原因だと分析しているのです。