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シュークリーム VS どら焼き、太るのはどっち?“食べるダイエット”の新常識

シュークリームより、どら焼きのほうがヤバい

 とはいえ友人との語らいなど、ケーキにお茶の間食も捨て難い。本書には、お菓子 VS お菓子の新常識も載っています。 シュークリームとどら焼き たとえばシュークリーム VS どら焼き。これはシュークリームに軍配が上がります。どら焼きは糖質の塊、かたやシュークリームはクリームにタンパク質が含まれているのでベターだそう(※)。今までは「洋菓子より和菓子がヘルシー」というのが定説でしたが、血糖値の面から考えると和菓子はNGなんですね。洋菓子については、チーズやフルーツを使用したものがおススメです。 ※作り方・買う店によって違いはあるでしょうが、全国菓子工業連合会の「お菓子の栄養成分表」を見ても、シュークリームのほうがタンパク質が多く糖質が少ない。

糖質の多いお酒、少ないお酒

 最後に、お酒の飲み方の新常識です。アルコールの中で糖質が多い順は、紹興酒、甘酒、梅酒、日本酒、ビールだそう。一般に、お酒を飲んで太るのは一緒に食べるつまみのせいだと言われていました。ここにダイエットのカギがあります。野菜、たんぱく質、脂質をしっかり食べながら飲むのが正解だと本書。  一方、糖質を含まない焼酎やウイスキーは、つまみを食べないまま飲んでいると低血糖状態になって危険だそうです。  世間ではいまだにカロリー至上主義ダイエットが蔓延しているフシがありますが、やみくもに摂取カロリーを減らすより、食事内容を見直して健康になるほうが得策でしょう。これからは、いかに食べないか、ではなく、いかに賢く食べるか、という時代。身も心も最新バージョンにシフトチェンジしようではありませんか。 <TEXT/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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