私、姿勢の良さには自信があったんです。ところが「やや反り腰ですね」と鋭い指摘。常に姿勢を良くしようと、胸を張って歩くのが癖になっていたんですね。佐藤さんいわく「意識高い系の人に反り腰が多いです」。

筆者の立ち姿。左は「反り腰」と指摘された姿勢、右は正しい姿勢
意識高い系の方、モデルばりにウォーキングしているつもりが単なる反り腰かもしれません。猫背に比べてマイナーな反り腰ですが、腰痛の一因でもあるので注意が必要です。
佐藤さんのポリシーは「健康あってこその美容」。さらに、身体のダメな部分を指摘するのではなく、良くなる部分を探して伸ばしていく。
身体にダメな部分なんてひとつもないのです。あなたにくっついている一見いらない脂肪は、身体の弱い部分をかばうために、今、必要不可欠なのかもしれません。弱い部分をいたわり、元来そなわっている力を取り戻してあげれば、役目を終えた脂肪は自然とサヨナラしてくれるでしょう。
「骨盤は身体の要。骨盤が良い状態になることで、さまざまな変化が見られるんですよ」と笑顔で語る佐藤さん。整体もカイロも骨盤矯正ベルトもなしに、自分で健やかな身体が作れるなら文句はありません。
この時点ではまだ半信半疑の私でしたが…「
ピルビスエクサ」は、ヨガマットに寝転んでできる無理のないエクササイズ。次回は実践編です。
<TEXT/森美樹>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『
主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『
母親病』(新潮社)、『
神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。
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