「アンチエイジングなんてヤメた!」と米女性誌が宣言。72歳女優にみる美しさとは?
先日も当サイトで「アラフィフと聞いて驚く芸能人」ランキングという記事がありましたが、とにかく若作りでキラキラした人がもてはやされるご時世です。
芸能ニュースでは、石田ゆり子(47)がインスタを更新してはカワイイと絶賛されたとか、健康食品や化粧品のCMでも“この〇〇さん、何歳に見えます?”といったフリから、実年齢が明かされて驚くパターンが多いですよね。
もちろん食事、運動、美容に気を使い、ハリやツヤをキープするのは素晴らしいことです。でも、それだって永遠に続くわけではありません。そもそも「アンチエイジング」という言葉自体に、自然の流れに対して無理な抵抗をしているような感じがしないでしょうか?
人間、年も取れば、シワやシミも増える。そうだとしても、カッコよく、凛(りん)とした美しさを身に付ける道があるのではないか――。
近年、欧米では「アンチエイジング」に代わる、新たなムーブメントが起き始めているらしいのです。先陣を切ったのが、フランスの化粧品メーカー、ロレアル。2014年に、当時69歳のヘレン・ミレン(イギリスの大女優、現在72歳)をイメージキャラクターに起用し、世間をあっと言わせました。
http://youtu.be/MCL2WCrfxKI
それと同時に新たに打ち出したのが、「Perfect Age」というコンセプト。加齢を覆い隠し、若さを作り出すのではなく、その時点での自分を最大限に活かすことで、美しさを際立たせるという意味なんだそうです。
そしてアメリカの女性誌『Allure』は最新号(2017年8月発売)で「アンチエイジングの終わり」というタイトルの特集を組み、表紙にはまたもやヘレン・ミレンが登場していて、ロングインタビューも掲載されていました。
こうした“脱アンチエイジング”のトレンドをイギリス・ガーディアン紙電子版の記事「Is it time to ditch the term ‘anti-aging’?」が論じていました。記事では‘Slow Age’とロゴの入った化粧品の写真の下に「アンチエイジングを遠回しに言っただけ?」なんてイジワルなツッコミもありましたが、おおむねこの流れを歓迎しているトーンでしょうか。
しかし、当然ですが、加齢に抵抗しなくてもいいということは、普段から何も努力しなくてもいいというわけではないですよね。では、その時々の年齢を受け入れつつ、そのままの自分で凛としているには、一体どうしたらいいのでしょう?
論より証拠。『Allure』誌のヘレン・ミレンのインタビューにヒントがあったので、彼女の言葉をいくつか紹介しましょう。
「アンチエイジングはもう終わり」と米女性誌が宣言

年齢を超越したヘレン・ミレンの言葉
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