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“介護脱毛”したい女性は6割以上。ムダ毛処理は新たな老後の課題?

 アラサー、アラフォーになると、両親の介護問題が身近なこととして迫ってきますよね。介護にはさまざまな苦労や障害が出てくると予想できますが、その中で最もデリケートな問題として考えておきたいのが、局部のケアです。 局部のケア 最近はムダ毛処理の一環でアンダーヘアの処理を行う人が増えてきていますが、介護のシーンにおいても必要になってきているんです。

アンダーヘアは介護の妨げになる

 医療脱毛専門サロンの「リゼクリニック」が全国の30~40代の男女220名を対象に行ったアンケート調査によると、「将来、スムーズな介護の妨げになりそうなことは何ですか?」という質問に対して、断トツの1位で選ばれた回答が「局部のムダ毛」。「増えすぎた体重」「入浴や清拭時の体毛」「伸びすぎた爪」「ボサボサな髪の毛」といった、他の選択肢を抑えて、介護の際もっとも大変だと感じられる項目に局部のムダ毛が選ばれたのです。  ムダ毛処理のパーツについてさらに詳しく聞くと、肛門部位(72.3%)、Iライン(29.5%)、ビキニライン(22.3%)、ワキ(15.9%)、胸・背中(9.5%)となり、特に肛門周囲のムダ毛については、処理をしておかないと介護が大変になると考えている方が多くいるようです。  局部はただでさえ清潔にしておかないと汗でムレたり、雑菌が繁殖して臭いがきつくなったりする部位。ムダ毛があると清潔に保つのが難しく、排泄や入浴の際の介護が大変になる、というのが一番の懸念点なのでしょう。

将来に備えて“介護脱毛”したい女性は6割以上

 今回のアンケートで、「ご自身が、将来の介護に備えて脱毛しておきたいと思いますか?」と聞いた結果、「必ずしたい」「できればしたい」と、脱毛に対して積極的に考えている女性が全体の63.6%という結果になりました。介護してくれる人の負担を減らしたいと考える女性が多くいることがよくわかる結果です。 「リゼクリニック」によると、40代、50代になり、両親の介護をきっかけに、自分が介護されるときに備えて“介護脱毛”の準備を始めようとする方が増えているそうです。  脱毛サロンや医療脱毛クリニックが増えて低価格になってきたり、脱毛機器が進化したり、以前よりも女性の間で脱毛に対するハードルが低くなってきています。それに加えて、自身のアンダーヘアの処理を行う人が増えていることもあり、そんな流れが「介護される時のために脱毛しておく」という選択肢につながってきているのかもしれません。 そう遠い先の未来ではない? 両親の介護が身近になる世代は、自分が介護される立場になったときのことも考えて、介護脱毛について検討してみる必要があるのかもしれないですね。 <TEXT/佐藤まきこ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
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