清田:問題は石の裏にいるようなタイプとどう出会うのかってところですよね。合コンには来なさそうだし。
アルテイシア:チャラい合コンには来ないけど、マジメな婚活や紹介には結構いますよ。あと一本ツルをつかんだら、そこから芋づる式に同種の仲間がバーッと出てきます。
清田:そっか、必ずしもそのオクテ男子本人と恋愛関係になる必要はないですもんね。友人関係を築ければ、その向こうにいる彼の友達と知り合える可能性も出てくる。だからホント、
友人関係を築くこともひとつの婚活になりますよね。
アルテイシア:私は近所のバーで夫と出会ったんですけど、そこはカジュアルで単価も安くて、お金持ちじゃない男性客が多かったんです(笑)。私は一流企業のエリートとか合わないんですよ。それにバーでは酔ってるからリラックスして素で話せるし。そういう
“自分に合った狩り場”ってあると思います。
そもそも、近所ってすごく追い風なんですよ。「今飲んでるけど出てこない?」「あそこの焼鳥おいしいよ、今度行こう」とか会いやすいし。なので地元の店や地元で飲むオフ会とかもオススメです。
清田:近所ってだけで不思議と親近感が湧きますよね。アルテイシアさんにとってのバーみたいに、自分にフィットする出会いの場を見つけられるといいですよね。そして、いざ出会ったら能動的に動いてみることもポイントですよね。
アルテイシア:私は酒が趣味で週5ぐらいでバーに通ってたから、出会う母数も多いし、会う頻度も高かったんです。「人はよく会う人を好きになる」と心理学でも証明されてるので、会う回数はカギになります。
私は
「イヤじゃなければ3回会って、それでイヤじゃなければ試しに付き合おう」と提案してます。というのも石の裏にいるようなオクテ男子って、付き合わないとうまくしゃべれないんですよ。女慣れしてないから、嫌われるんじゃないかと思ってなかなか素を出せないし。
清田:オクテ男子は警戒心こそ強いけど、ひとつ壁を越えさえすれば、リラックスして素を出せる。
アルテイシア:そう、だから「試しに付き合わない?」と女性から提案しましょう。婚活でも“仮交際”ってあるけど、仮交際でうまくいきそうなら本交際になるっていいですよね、お互いにリスクがなくて。マジメ女子って「結婚を考えられるような相手じゃないと付き合っちゃダメ」とか思いがちだし、試しに付き合って失敗することを恐れるけど、
付き合わないとうまくいくかなんてわからないから。
清田:付き合ってみないと見えない部分ってたくさんありますもんね。
アルテイシア:付き合う前って、お互いいい部分しか見せないものだし。でも人はケンカした時やすれ違った時に本性が出るので。