なぜストレスが溜まっている人はレッドが好きなのか?

なぜ、高ストレスの人はメタリック色を、低ストレスの人は自然で優しい配色を好むのでしょうか?
メディプラス研究所によれば、被験者の自律神経機能の働きを調べたところ、グリーンの色を見たときには緊張時に働く交感神経が抑制されていました。対照的にレッドの色を見たときは、交感神経が緊張状態に。つまり、グリーンの色を見た時はリラックス状態になっていたのです。
昨今、首都圏では「自殺者を減らす取り組み」として、鉄道のホームや踏切に青い電灯を設置している駅が増えています。また、海外では「犯罪防止につながる」と、街路樹に青色LEDを採用しているところもあります。これもブルーという色には、人の気持ちを落ち着かせる効果があるとされているからです。
色の力を利用して、心の健康を図る「カラーセラピー」と同様、ストレスによる自律神経の乱れは色彩の力によって調整することができます。
レッドやイエローの暖色系は、交感神経を刺激し、脈拍数やテンションを上げ、興奮状態になりやすい。一方、ブルーやパープルのような寒色系は、休む機能の副交感神経を刺激するので、「静」の状態を作り出せると言われています。

「ブラックが好きだったけど、最近はグリーンも好き」、「ホワイトも好き。ゴールドも気になる!」と、好きな色はその時々で変化します。
最近、気になる色が変わったなと思ったら、心の変化を考えてみてはいかがでしょうか? もしかすると、気づかないうちにストレスが溜まってきているかもしれません。
イライラ状態が続いたり、ストレスの発散が上手くできなかったりする時は、色の力を借りてみるのも有効です。カラーセラピーでは、自分に必要な色を身に付けることで、心に影響を与えることができると言われています。
心を落ち着かせてくれるグリーンやブルーを目につきやすいネイルに加えることで、自分や周りの人のストレスを減らすことができるかもしれません。トレンドファッションに上手く自分に必要な色を取り入れて、心を健康に保ちましょう!
【調査概要】
メディプラス研究所「ココロの体力測定2017」
インターネット調査(本調査 :2017年4月、全国の20~69歳、2266人)
本レポート活用対象:女性全体1854人(高ストレス者:522、低ストレス者:370)
<TEXT/女子SPA!編集部>
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