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“美人野菜”スプラウト、食べなきゃ損なこれだけの理由

【2】アルファルファ…マヨ系サラダの「かさ増し」にも

 アメリカで広まった洋風スプラウト。トゲのない優しい味と食感で、サラダやサンドイッチなどに万能。ツナなどのハイカロリー食材と合わせれば、おいしい「かさ増し」に! アルファルファ アメリカで最も一般的なスプラウト。日本名は、「ムラサキウマゴヤシ」で、牧草として使用されたり、ハーブとしても栽培されています。極小でか細い外観ですが、食感はパリパリとみずみずしいのが特徴。  カイワレのような辛味がないため、たっぷり食べられて万人受けしやすいのが魅力と言えるでしょう。もちろん低カロリーなので、ツナサラダやマヨネーズ系のサラダに加えると、おいしいかさ増し食材として活躍してくれます。例えばこんな感じ。 アルファルファとツナとカニカマのゴマドレサラダ アクセントにカイワレ ツナとカニカマのゴマドレサラダにアルファルファをたっぷり合わせて。アクセントにカイワレを加えていますが、このサラダならボウルいっぱいでもペロリと食べられてしまいます。

【3】ブロッコリースプラウト…噂の「スルフォラファン」がたっぷり

 イソチオシアネートの中でも特に注目されている「スルフォラファン」を含むスーパースプラウト。3日に1度食べれば、抗ガン・抗酸化を高めるパワーが持続。刺身のツマなどに活躍させるべし! ブロッコリースプラウト 野菜の王様とも称される実力派野菜「ブロッコリー」の新芽。このスプラウトには、「スルフォラファン」という成分が高濃度含まれる点で注目されています。  この物質は、カイワレの項で紹介した「イソチオシアネート」の一種で、体内の有毒物質を無毒化して排出しやすくする解毒作用(抗ガン作用)や、活性酸素を除去する抗酸化作用を高める働きが報告されています。しかもその解毒力には持続力があり、3日に1度の頻度で食べればOKとのこと。ただし、ブロッコリーの品種や栽培方法によって含有濃度が異なるようで、「高濃度」と掲げられた商品を選ぶのが大事なんだそう。  また、ブロッコリーで想像されるように、味にクセがないため、使いやすいのも強み。納豆やそばの薬味として加えたり、海鮮丼のごはんの上にたっぷり敷きつめてもおいしく楽しむことができます。 ブロッコリースプラウトの海鮮丼※ブロッコリースプラウトの詳細(村上農園公式サイト)  さあ気になる人は、お気に入りのスプラウトを見つけて、食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか? <TEXT,PHOTO/スギアカツキ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【スギ アカツキ】 食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、独自で長寿食・健康食を研究し、各メディアで活躍中。@akatsukinohana
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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