日本に比べて性を自由に楽しんでいるように見えるアメリカ。でも、男性のひとりHに関しては、ちょっと複雑な事情があるようです。
「日本の場合、男性の自慰は一般的で、女性の方がタブー視されています。でも、アメリカでは女性のセルフプレジャーが市民権を得ている一方で、宗教的・文化的背景から、男性の自慰がまだ少しタブー視されていたり、
『モテない男性がする恥ずかしいこと』というイメージが根強いようです」
日本に比べて性にオープンなイメージのあるアメリカで、男性のひとりHがタブー視されているとは、なんとも意外ですよね。逆に女性はここ10年ほどでさらにひとりHに対しオープンになっていて、それには「Sex in the City」「50 Shades of Grey」シリーズなどのドラマや映画の影響も大きいそう。
『セックス・アンド・ザ・シティ〔ザ・ムービー〕』
「アメリカの女性のあいだでは、セルフプレジャーは
『自分の性を楽しむ自分のためのもの』というポジティブなものとして捉えられているんです。日本の女性のあいだでも、もっとポジティブに、身近なものとして捉えてもらえたらいいですね」
セルフプレジャーアイテムは、夫婦の約半数がセックスレス(※)と言われる日本の女性にこそ必要なものな気が。ひとりHを楽しむ妻を見たら、夫の性欲が再燃、なんてこともあったりして。
※一般社団法人日本家族計画協会の「男女の生活と意識に関する調査」(2017年)より
<TEXT/ツジコエリコ>