「恋人は自分という国への移民」。『ヘドウィグ~』の監督が新作を語る
誰かと一緒に同じ場所にいること。それがより重要になる
――肌の触れ合いを怖がっている人もいます。ひと言いただけますか?
キャメロン:若い人たちがセックスを怖がるのは、今はポルノが溢れすぎていて、それを真似しなきゃいけないと思ってしまうからじゃないかな。僕らの子供の頃には、そういう情報がなかったから、真似するより、自分たちで考えていかなきゃならなかった。
セックスっていうのは、ふたりの人間が、自分たちの子供を作るように自分たちのセックスを作っていかなきゃいけないんだ。それは文化とかポルノとか、他の人がとやかく言うことじゃない。だから触れ合いに関してもふたりが決めることだと思うよ。でも若い人のセックスレスが増えているっていうのは、やっぱり心配だし不自然だよね。
<TEXT&PHOTO/望月ふみ>
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配給:ギャガ
(C) COLONY FILMS LIMITED 2016望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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